
この記事をまとめると
■BMWがジャパンモビリティショー2025でM4 CS VR46を展示
■M4 CS VR46は元MotoGP王者ヴァレンティーノ・ロッシとの夢のコラボモデル
■購入者にはロッシとランチができる特典も付属している
ボディサイドの「46」のレタリングがロッシとのコラボの証
BMWが世界限定92台、国内導入は2台のみという貴重なモデル、M4 CS VR46をジャパンモビリティショー2025に展示している。2918万円という価格もさることながら、購入者はロッシ本人と会うことが出来るなどプレミアムな存在だ。
なお、ヴァレンティーノ・ロッシとは、長らくモトGPでチャンピオンライダーとして活躍したあと、2023年からはBMWのGTマシンへとキャリアチェンジした異色のレーサー。VRは彼のイニシャルであり、46は彼が使ってきたゼッケンナンバー(46の由来は同じくバイクレーサーだった父、グラツィアーノが使用していたことにちなむ)である。FIA GTにエントリーしているBMW M4 GT3も当然のことながらゼッケン46となっている。
M4 CS VR46は、このGTマシンにインスパイアされたロッシとのコラボモデルで、ベースとなったM4コンペティションM xDriveをMディビジョンが徹底的にカスタム&チューンを施している。
さまざまなパートをカーボンパーツへ置き換えることで、20kgの軽量化を果たしたほか、欧州仕様車は約20馬力の出力向上が公表されている。また、インテリアを見てもVR46のロゴが入ったカーボン製バケットシートや、サンパウロイエローのマーカーがついたステアリングなど、レーシーなカスタマイズ満載である。
このイエローはブレーキキャリパーも同色にペイントされており、マリーナベイブルーメタリック、またはフローズンタンザナイトブルーメタリックのボディに適度なアクセントを与えている。さらに、カーボンルーフにはロッシのサインが入るという徹底ぶりにも注目したい。
なお、前述のとおり、購入者はロッシが所有するダートコース「VR46モーターランチ」で個別の面会ができるほか、イタリアのミッザーノ・サーキットで「Mスポーツドライビング体験」といった特典が用意されている。
貴重なモデルを肉眼でチェックできるチャンスだけに、ロッシのファンならずとも、BMWブースを訪れることぜひお忘れなく!
