
この記事をまとめると
■ジャパンモビリティショー2025のレクサスブースのeVTOL「Joby S4」に注目
■Joby S4はレクサスが提案する「LEXUS LIFE」の空領域を受けもつ
■近い将来には日本の空を飛んでいるレクサスの姿が見られるかもしれない
なんでレクサスブースの最前列に巨大なドローンが!?
「ジャパンモビリティショー2025」の「レクサス」のブースを訪れる人のなかには、話題の「LSコンセプト」がお目当てだという人が多いと思いますが、実際に訪れてみると、まず高い位置に展示された巨大なドローンに出迎えられて驚かされることでしょう。
この巨大ドローンの名前は「Joby S4」といい、“eVTOL”と呼ばれる垂直離着陸ができる電動飛行機です。
レクサスが提案する「LEXUS LIFE」を広げる空のモビリティ
みなさんの心のなかでは、なぜこれがレクサスのブースにあるのか? という点が最大の疑問かと思います。
今回の基調講演で、トヨタのチーフ・ブランディングオフィサー(ブランディング責任者)を務めるサイモン・ハンフリーズ氏が「DISCOVER THE LEXUS LIFE」というキーワードで、この先のLEXUSを象徴する新たなライフスタイルの提案を行いました。
それは、日常の生活から解き放たれたオフグリッドな環境でのくつろぎを楽しむ豊かなスタイルとして、自動車に限定せずに、空や海、別荘などを含めた「LEXUS LIFE」という唯一無二の価値の提案です。
この「Joby S4」は、その「LEXUS LIFE」の空の領域を受けもつモビリティとして活躍が期待されています。具体的には、生活圏から隔絶された海沿いの崖の上に建てられた別荘へのアクセス手段として活用されるイメージを思い浮かべてみてください。
今回の展示はそれを知ってもらうためのものでした。
これはアメリカの「Joby Aviation」というベンチャー企業が開発を進めている機体で、トヨタは出資するともに技術のやりとりを行い、アメリカ国内での“エアタクシー”としての運用など、早期の実用化を目指しているようです。
お話をうかがったエアロモビリティ事業部グループ主任の谷口さんによれば、トヨタからの総出資額は1000億円にのぼるとのことなので、トヨタが空のモビリティへの進出をいかに本気で取り組んでいるかがわかるでしょう。
