
この記事をまとめると
■日本で販売される新車のうち40%は軽自動車が占めているといわれている
■軽自動車のなかでジムニーは熱狂的なファンが多い
■四駆でお馴染みのジムニーにはFR専用モデルが存在した
軽自動車は日本の誇り!
日本は世界に誇る自動車大国といった謳い文句はお馴染みだと思う。そんな日本で生まれたクルマは、世界中のカーフリークを熱狂させているのもまた事実。
そんな日本市場において、ここ数年でもっとも売れているクルマは軽自動車だといわれている。新車販売されているクルマのなかでその割合は40%ほど。つまり、約2台に1台は軽自動車が売れているといっても過言ではない。
売れまくっている理由は単純で、日本という決して広くない島国で使い勝手がいいサイズ感、維持費の低さ、普通乗用車以上と言ってもいいほど広い室内空間などなど、コストパフォーマンスに優れているからにほかならない。
つまり軽は、安くて使い勝手のいいクルマが求められがちな分野なわけだが、その軽自動車というカテゴリーで異質な存在が、スズキ・ジムニーだ。
決して車内が広いわけでもなく、車高も高めなので乗り降りも面倒、おまけに燃費もそれほどよくない。それでも、その独創的なデザインに50年以上もの歴史が紡ぐブランド力、そして必要以上のオーバースペックっぷりからくる、圧倒的な走破性の高さが何よりの魅力。1度ハマったら抜け出せない、まさに底なし沼がジムニー界隈には世代を問わず広がっている。
日本市場においては、「四駆=ジムニー」という構図が出来上がっているといっても過言ではないだろう。なお、海外では「サムライ」や「ジプシー」とも呼ばれ、日本仕様とは少し変えて展開されている。未舗装の過酷な道が多い海外においても、抜群の信頼性を得ているわけだ。
