
この記事をまとめると
■スーパー耐久のエントリーカテゴリーとして「S耐チャレンジ」が開幕
■60分の耐久レースで各種ワンメイクレースで使用されている車両をそのまま使用する
■2026年も全国各地のサーキットで開催される予定だ
注目のS耐チャレンジがついに開幕!
11月15〜16日、富士スピードウェイで開催されたスーパー耐久シリーズの最終戦、「ENEOSスーパー耐久シリーズ 2025 Empowered by BRIDGESTONE S耐ファイナル FUJI」。この場で新しいモータースポーツカテゴリーが産声を上げた。それが「S耐チャレンジ」である。モータースポーツ参加者の裾野拡大を狙ったこの新しいカテゴリーに、筆者もマイカーのロードスターでエントリーしてみたので、その様子をリポートしていく。
S耐チャレンジとは?
もともとスーパー耐久はN1耐久を原点とした、比較的アマチュアも参加しやすいレースであった。近年その注目度が高まってきている影響か、同時にプロドライバーや自動車メーカーの参加も増え、参加型カテゴリーと表現するにはハードルが高くなってきている。そこで、アマチュア層の育成やモータースポーツの裾野拡大を目的として立ち上がったのが、このS耐チャレンジだ。
初開催となる今回は、2025シーズンのスーパー耐久最終戦と併催。富士スピードウェイで開催された。2名のドライバーで60分を走るレースフォーマットとなっていて、決勝レース中にはタイヤの組み換え作業をする必要がある。これはドライバーだけでなく、メカニックも含めたチーム運営という面でも競技参加人材を育成したいという背景があるからだ。グリッドはA・B両ドライバーの合算タイムで決められる。
今回は筆者が参戦しているロードスターパーティーレースをはじめ、ヤリスカップやN-ONEオーナーズカップなど、ナンバー付きワンメイクレースで使用されている車両規定に準拠した車両が使用された。将来的にはGR86/BRZ Cupの車両でのエントリーも検討しているとのことだ。
筆者はレースアンバサダーとしての活動経験もあり、2024・2025シーズンは富士チャンピオンレースのVITAでKYOJOクラスに参戦していた金井宥希選手とコンビを組んでエントリーした。
