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タイってアメリカより熱いじゃんか! モーターエキスポ2025で見かけたピックアップトラックを一挙紹介!! (1/2ページ)

タイってアメリカより熱いじゃんか! モーターエキスポ2025で見かけたピックアップトラックを一挙紹介!!

この記事をまとめると

■タイ・バンコクで「モーターエキスポ2025」が開催された

■タイはピックアップトラックのニーズが高いトラック天国だ

■「モーターエキスポ2025」でも数多くのピックアップの展示が人気を博していた

「モーターエキスポ2025」開幕直前に新型ハイラックストラボ登場

 2025年11月29日から12月10日の会期にて、タイの首都バンコク近郊で「モーターエキスポ2025(第42回タイランド・インターナショナル・モーターエキスポ2025)/通称バンコクモーターエキスポ)」が開催された。

 ショー開幕直前にトヨタは、タイにて自社ピックアップトラックとなるハイラックス・トラボを世界初公開しており、モーターエキスポ2025会場内トヨタブースにもトラボの展示車が多数置かれ来場者が注目していた。

 タイではピックアップトラックのニーズが高い。まだまだ日本に比べれば全土レベルでは道路の整備が行き届いているとはいえないのがタイ。農村部でのコンディションのよくない道路を走るには、雨季の道路冠水を想定しても腰高スタイルで堅牢なフレームボディとなるピックアップトラックがいまでも好まれて使われているのである。

 もちろん本来の使い方となる働くクルマ的ニーズがメインとなるものの、しっかりとした乗降ドアをもつ後席のあるダブルキャブでは、ファミリーカー的ニーズも目立つとされている。

 そんなピックアップトラックなので、トヨタ以外のメーカーでも積極的にラインアップしている。それではトラボのほかにどんなモデルがモーターエキスポ2025会場内に展示されていたのか紹介していきたい。ちなみにタイではトラボのほか、ハイラックス・チャンプ、ハイラックス・レボと、ハイラックスシリーズとしてみると3タイプがラインアップされている。

いすゞD-MAX

 タイにてハイラックスと激しくピックアップトラック販売台数トップを競う人気モデル。2024暦年モデルでは僅差でハイラックスにトップを譲っている。

 ハイラックスが都市部を比較的得意とするのに対し、D-MAXは農村部を得意としているとも聞いている。なかには村中のクルマがいすゞ車しかない「いすゞ村」が存在するといった話を聞くほど、農村部でいすゞが強いなか、D-MAXがハイラックスの宿敵となっているのである。

フォード・レンジャー

 2024暦年締め(2024年1月から12月)での年間販売台数では1万2739台(ちなみにトップのハイラックス・レボは6万6244台、2位D-MAXは6万1580台)で3位となっている。GM(ゼネラルモーターズ)がタイ市場から撤退し、ステランティス傘下のクライスラー系ブランドもジープブランド車を細々と販売しているなか、フォードはこのレンジャーとレンジャーベースのSUVとなるエベレストの2枚看板のみでタイで頑張っている。

 アメリカでもレンジャーがラインアップされているが、調べてみると現行型でタイにて生産及び販売されているグローバル仕様をベースに、アメリカ向けにアレンジが加えられ、ミシガン州の工場で生産される別モデルとなる。バンコク市内では比較的よく見かけるので、都市部のほうがウケはいいのかもしれない。

トヨタ・ハイラックス・チャンプ

 ハイラックスと名乗るのだからレボと合算してもいいのではとも思うのだが、チャンプとして独立して販売台数が計上されている。2023年にハイラックスシリーズの廉価版的立ち位置で、そのユニークなスタイルとともに注目されるなかタイでデビューしている。

 インドネシアではハイラックス・ランガなど車名を変えるケースもあるなか、タイ以外でも販売されている。SWB(ショートホイールベース)とLWB(ロングホイールベース)が用意され、SWBはランドクルーザーFJのベースモデルともいわれている。

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