
この記事をまとめると
■バンコクモーターエキスポ2025の会期中の予約台数が前年比約149%に達した
■トップ10の大半を中国系ブランドが占めるなど市場構図が鮮明だ
■会場内販売の活況が出展価値を左右する指標となっている
モーターショーで重要なのは「売れる」こと
バンコクモーターエキスポ2025の公式ウェブサイトによると、2025年11月29日から12月10日の会期中での会場内での新車予約台数(ローン審査に時間がかかるなどの事情で最近は成約台数という表現は使わない)は四輪車が7万5246台、二輪車が5263台となり、前年開催比約149%(四輪車のみ)となった。
ブランド別予約台数トップ5をみると、1位トヨタ(1万872台)、2位BYDオート(比亜迪汽車)、3位OMODA JAECOO(チェリー/奇瑞汽車系/7266台)、4位ホンダ(6278台)、5位GAC(広州汽車/5019台)となっている。トップ10の内日系ブランド3つ(トヨタ、ホンダ、三菱)以外は中国系ブランドとなっている。
BYDは2025年春に開催されたバンコク・モーターショーにおいて、会期中のブランド別予約台数でトヨタを抜き1位となっており、今回も1位を狙っていたようであるが、僅差でトヨタに敗れている。モーターエキスポが会場内での新車販売促進をメインとしているのは、タイだけではなく東南アジア地域での「自動車ショーあるある」となっている。
JMS(ジャパンモビリティショー)では累計来場者数がクローズアップされるが、東南アジアでは会期中の成約台数のほうが重視されているように筆者は見ている。これは、出展社に向けたアピールとしてはかなり重要となる。「あのショーにブースを構えれば新車がどれだけ売れるのか?」ということを出展の判断材料としているのは間違いない。
もちろんショーでは入場料というものは発生するのだが、各ディーラーが得意客に配る無料招待券も多く、一般来場者にディーラーが招待した新車購入見込み客も加わるので、累計来場者数も納得のいく数字となっているのである。会場では新車だけではなく、一部ブランド(欧州系高級ブランドが多い)が認定中古車の販売も行っていた。今回はボルボとBMWが認定中古車を販売していることを確認できた。
