
この記事をまとめると
■東京オートサロン2026の会場で「GRヤリス MORIZO RR」が展示された
■ニュルブルクリンクで24時間を戦ったレース車両のノウハウをフィードバックしている
■限定100台の販売予定で今後専用アプリを通じて抽選をおこなう予定だ
ニュル仕込みのスペシャルなGRヤリスの中身
今回の東京オートサロン2026の「GAZOO Racing」ブースでは、発表されたばかりの「GR GT」が目玉でしたが、総勢で5台の展示があった「GRヤリス」ももうひとつの主役という印象でした。
そのなかでもいちばんの注目車両は、これが初披露となる「GRヤリス MORIZO RR」でしょう。
この車両は、モリゾウ氏が「GRヤリスDAT」のドライバーのひとりとしてニュルブルクリンク24時間レースを戦ったことで得られた知見やノウハウを反映させたモデルです。
■“原点”を見つめ直してニュルに再参戦した「#109 GRヤリスDAT」
そもそも「GR ヤリス」は、WRCで勝つために鍛えたレース車両の技術を市販車にフィードバックするという、これまでの市販車をモディファイするという方法に対して逆転の発想から生まれた、「モータースポーツを起点にした“もっといいクルマをつくる”」というGRのスローガンの象徴的なモデルです。
なので先に、すぐ側に展示されていた「#109 GRヤリスDAT」から紹介していきましょう。
この車両は、2025年の6月19~22日におこなわれたニュルブルクリンク24時間レースの、SP2Tクラスに参戦した車両です。
69歳のモリゾウ選手ともうひとりのジェントルマンドライバー、そしてふたりのプロドライバーという構成で、113周で24時間を見事完走。総合で52位、SP2Tクラス優勝という結果を獲得しました。
展示車両はそのレースを戦ったままの状態で、摩耗したタイヤやボンネットのステッカーが飛び石で削られた様子から、過酷な耐久レースのシーンが想像できます。
レースを合計で15周走ったモリゾウ選手は、走行中に師匠とあおぐ成瀬弘氏と、マスタードライバーの心得についての“会話”をしたとレース後に語っています。
それを示すように、マシンのルーフ側面には実際に走行した4人のほかに、成瀬氏の名前が添えられていました。
ちなみにこの「#109」というゼッケンナンバーは、アルテッツァで2007年に初めてニュルに参戦したときと同じ番号だそうで、これも原点意識の表れでしょう。
