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見た目どおりの「雪道走破性」と見た目を裏切る「乗り心地」と「取りまわし」! 三菱トライトンで走りまわったらオールラウンダーっぷりに感動!! (1/2ページ)

見た目どおりの「雪道走破性」と見た目を裏切る「乗り心地」と「取りまわし」! 三菱トライトンで走りまわったらオールラウンダーっぷりに感動!!

三菱のラインアップでもっともワイルドな1台

ワイルドな外観と圧倒的な存在感で人気の三菱トライトン。その一方で、「本当に扱い切れるの?」「雪道は大丈夫?」と不安を抱く人もいるかもしれない。そこで今回は、クルマ好きモデルの深山幸代さんが、自動車性能評価の匠・中谷明彦さんとともに、一般道・高速道路・雪道というリアルな使用シーンでトライトンを徹底チェックした。

果たしてトライトンは、見た目どおりの“無骨なトラック”なのか、それとも誰もが安心して乗れる万能モデルなのか? その答えを、実走インプレッションで確かめたい。

三菱トライトンはどんなクルマなのか

深山:早速ですが中谷さん、トライトンってどんなクルマなんですか?

中谷:トライトンはピックアップトラックです。東南アジアやアメリカなどではピックアップトラックの文化というものがあって、こういうクルマの人気が非常に高い。最近は日本でもSUVだけではなく、ピックアップトラックの人気も高まっており、いろいろなユーザーが注目してると思います。

深山:すごい迫力があるなと思います。

中谷:もう、いかにも悪路に強そうな外観とこの高い車高がワイルドですね。4輪駆動で走破性が高く、じつは取りまわしもいい。走りながらトライトンの魅力を紹介していきたいと思います。

深山:はい。では早速、一般道からお願いします!

一般道で感じた意外なほどの乗りやすさ

深山:トライトンって外観は見たままのトラックなイメージですが、乗ってみたらそんな感じがしないです。乗り心地はまったくイメージと違いました。

中谷:この車内の作り込みは普通のSUVと変わらないですね。このクルマのグレードは最上級の「GSR」なので、シートもレザーですし天井色も黒でスポーティですね。

深山:かっこいい!!

中谷:車内にいる限りではピックアップトラックってほとんど感じないですね。高級なピックアップトラックというのが世界的にもブームで、さらに走りも力強く、トライトンはいま注目されてますよね。

深山:はい、乗っていても車高が高いから目線も高くて見晴しもいいです。それでいて、意外と乗り降りがしやすかったです。

中谷:このクルマはアシストグリップと足もとにサイドステップがあって、普通に椅子に座り込むような感じで簡単に乗り込めますね。

深山:このステップ、本当にいいですね。最初はよいしょって感じで乗らないと乗り込めないかと思っていたのですが、意外にもスムースに乗り込めました。それに、ピックアップトラックってかなり揺れるのかなと思っていたのですが、ぜんぜんそんなことないですね。

中谷:トライトンの最大積載量は500kgで5名の乗車定員です。そして、それに合わせたバネを使っていて、乗り心地をうまくコントロールしてくれていますね。リヤのサスペンション形式もリーフスプリングという、まさにトラックのサスペンション形式なんですけど、それでもこのしなやかな乗り心地を実現している。絶妙なセッティングがされてますね。

深山:ちょっとした段差でもすぐに揺れが収まります。以前にこのタイプのクルマに乗ったことがあるのですが、そのときは初めて車酔いというのを経験しました。それ以来、私はこのタイプのクルマに乗ると車酔いしちゃうんだって思ってました。でもトライトンはぜんぜんそんなことありませんでした。

中谷:トライトンの場合、とくにフロントサスペンションにダブルウイッシュボーンという高級乗用車にも使われている形式を採用していて、それが路面をうまくいなしてます。ハンドリングもよいので、フロントがスッと向きを変えてくれる。クルマに変なロール、横向きになる力がかからなくて、乗員の頭を水平に保てますから、普通のクルマと同じように車酔いしにくいですね。トライトンはそういう意味でも高級車に乗っているような感じですね。

深山:はい。寒いときに私には欠かせないシートヒーターやステアリングヒーターなどの装備もばっちりですし(笑)。そうそう、トライトンはドライブモードとは別にダイヤルセレクターもあるんですね。

中谷:そうですね。プッシュ式スイッチのほうがドライブモードで、「ノーマル」「エコ」「グラベル」「スノー」「マッド」「サンド」「ロック」が選べます。いまは「ノーマル」ですが、雪道になったら「スノー」、砂利道や悪路に行ったら「グラベル」を選べば、エンジンやトランスミッションの制御を路面状況にあわせて変更してくれます。ダイヤルのほうは、4輪駆動のセレクターで、じつは2WD(2H)もあって、2輪駆動にもなるんですよ。通常はフルタイム4WD(4H)が扱いやすいので、一般道でも高速でも4Hのまま使うのがおすすめです。

深山:そうなんですね。普段は2輪駆動で走るほうがいいのかなと思ってました。

中谷:さらに4輪駆動4HLc/4LLcにはリヤデフロックというのもついていて……。

深山:リヤデフロック??

中谷:はい、悪路を走ったときに片方の車輪が空転すると前に進めなくなることがあるのですが、それをデフロックすることで防いでくれます。まぁ、普通の舗装された道を走っているときには使わないですけどね。4Hは直進安定性もいいし、雨や多少の雪が降っていても滑りにくいし、安心して使える万能モードですからね。

深山:はい。じゃあ、基本は4Hですね。

中谷:あとヒルディセントコントロールという機能もついていて、これは下り坂でブレーキペダルやアクセルペダルを踏まなくてもクルマが自動的にゆっくり坂を降りてくれるという機能ですね。

深山:えっ、アクセルペダルもブレーキペダルも踏まなくていいのですか?

中谷:踏まなくてもいいんですよ。たとえば5km/hぐらいでゆっくり降りないと滑ってしまうような危険な場所でも、この機能を使えばしっかりグリップしながら坂を降りてくれます。だからドライバーはハンドル操作にだけ集中してればいいという感じですね。

深山:えぇ、すごい!

中谷:あとで試してみましょう。こういうのも三菱車としては絶対に必要な装備ですから。あとスイッチ類がね、物理スイッチが多いでしょ。

深山:はい。しかも、1個1個がしっかりと大きいです。

中谷:最近はタッチパネル式スイッチのクルマが多いですが、グローブをしていてもちゃんと操作できるサイズのスイッチが使われています。

深山:すごい。そういうところまで考えられてるんですね。確かに寒いところでは手袋したまま運転することもありますもんね。

中谷:そう。だからドアハンドルもちょっと大きめでグローブをしたままでも開けられる。

深山:このチタニウムカラーもおしゃれですね。

中谷:高級感がありますね。ではこのまま、今度はトライトンで高速道路を走ってみましょうか。

高速道路でも感じる余裕と静粛性

深山:おぉ、加速が力強い。

中谷:うん。このクルマのは2.4リッターの2ステージターボディーゼルなので燃費もいい。しかもエンジン音も静かでしょ?

深山:確かにディーゼルはもうちょっと音がすると思ってました。

中谷:このエンジンはモーターと比べても遜色ないぐらいトルクがありますね。トルクの出方もアクセルを踏んだときにじわっと出ます。こういうところにも三菱はすごくこだわってます。

深山:いまの合流の加速もすごい力強かったですよね。

中谷:それってエンジンだけではなくトランスミッション制御なんかも関係してくるのですが、このクルマが高速道路もちゃんと走れるように三菱がベストなセッティングをしているのがわかりますね。

深山:視線は高いですけど風の影響とかもあまり受けないんですか?

中谷:車高の高いクルマはガードレールよりも上にキャビンがあって横風の影響を受けやすいですが、このクルマの場合はしっかりと4輪の接地感があります。ほんの少しでも駆動力がフロントに伝わるだけで安定感がまったく違いますね。

深山:道路のつなぎ目とかでもすぐにピタッとおさまるんですね。

中谷:フロントは基本的にはエンジンが乗っていて重いので、その車輪が駆動力を出すというのは直進安定性を出すうえで非常に重要ですよね。走行音も静かじゃないですか?

深山:はい、すごく静かです。

中谷:一般道を走っていても静かでしたけど、高速道路もすごく静か。しかもかなり大きなサイズのスタッドレスタイヤを履いてるから、本来はパターンノイズやロードノイズが聞こえてくるはずですが、遮音がしっかりしているから高級感すら感じられるぐらいの静けさです。

深山:本当にピックアップトラックのイメージがどんどん変わっていきます。

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