
この記事をまとめると
■ID.GTI ConceptはID.ポロGTIを想定したコンセプトカーとなっている
■今回の車両より新デザイン責任者が担当となり3つの新キーワードを提示した
■伝統と進化を融合した次世代フォルクスワーゲンデザインに注目
東京オートサロン2026でデザイナーに直撃インタビュー
2026年も盛況のウチに幕を閉じた「東京オートサロン2026」。ここでは、メーカー系ブースで気になるデザインの出展車をピックアップ。会場で担当者に直撃インタビューをしました。今回は、フォルクスワーゲンブースから「ID.GTI Concept」を直撃です!
新たな責任者によるデザインの刷新
──始めに、このクルマは新型ポロのGTIを想定したコンセプトカーという認識で間違いないでしょうか?
「そうですね。このコンセプトカーは2023年にドイツで発表されましたが、そのベースになっていたのが『ID.2 all』でした。その後、その『ID.2 all』が市販版の『ID.ポロ』として2026年前半に発売予定となっており、さらにこのクルマが後半に『ID.ポロ GTI』として発表される予定です(ビジネスオペレーション本部 プロダクト・マネジメント課 シニアプロダクトマネージャー、スペシャリスト 山谷浩之さん、以下同)」
──では、このクルマのデザインにあたって新しいテーマなどは設けられたのでしょうか?
「新しいテーマというより、このクルマからデザインの責任者がアンドレアス・ミント氏に変わったんですね。氏はフォルクスワーゲンブランドでゴルフVIIを手がけたのちにベントレーを担当し、今回ふたたびフォルクスワーゲンブランドへ戻って来たベテランデザイナーです」
──責任者が変わったとなると、当然コンセプトも刷新されますよね?
「はい、このクルマでは3つのキーワードが新たに提示されていています。まずひとつが『スタビリティ』で、リヤフェンダーの張り出しや水平基調などによる車体の安定感を指します。これはインテリアも同様で、今回内装は公開されていませんが、インパネなども水平基調かつ左右対称で、安心や安定感を打ち出しているんです」
──たしかに、従来のフォルクスワーゲン車の基本シルエットを堅持しつつ、ドッシリした佇まいを感じますね。
「ふたつめは『ファミリアリティ』で、たとえば正面からクルマを見たときに、あたかも人間が笑っているようなイメージを与えています。具体的には口角が上がったようなグリルの形状や、ヘッドライトの上の眉毛のようなランプがそれに当たります。ただ、過度にファニーにするのではなく、あくまでも品のある柔らかい笑顔ですね」
