
この記事をまとめると
■2022年にアメリカン・ホンダはビーストと呼ばれたCR-Vレーサーを開発
■CR-Vレーサーは最高出力800馬力超の2.2リッターV6ターボをミッドシップ搭載
■フレアフェンダーや巨大リヤウイングなどのスタイリングも特徴だ
もはやCR-Vなのはガワだけ
2025年に生誕30周年を迎え、待望の日本市場での復活を遂げたホンダCR-V。パワートレインにアコードと同系統の2リッター✕2モーターを採用したe:HEVで、FFと4WDがラインアップするなど、早くも大ヒットの兆しを見せています。
が、じつは北米では2022年より発売されており、デモンストレーション用にとんでもないマシンが発表されていました。なんと、800馬力超えの怪物SUV、あだ名は「ビースト(野獣)」というマシンをご紹介しましょう。
かつて、アメリカにはHPD(ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント)というアメリカン・ホンダモーターのモータースポーツ部門がありました。北米におけるホンダの高性能レースプログラム統括・開発子会社で、インディカーやIMSA(耐久レース)などの技術開発・サポートを担い、市販車向け「HPDストリートパフォーマンス」パーツなども展開。2024年からは「Honda Racing Corporation USA (HRC US)」に変更し、日米のホンダ・レーシング(HRC)と連携してグローバルなレース活動を行っています。
ビーストと呼ばれたCR-Vレーサーを開発したのは、ほかでもないHPDであり、その背景は前述のとおりガチなレースシーン。なにしろ、スタイリングこそCR-Vのアウターシェルに見えるものの、インディカーのドライブトレイン、レーシングサスペンションを組み合わせ、同じくインディカー向けに開発されたハイブリッドパワーユニット技術を惜しみなく注ぎ込んでいるのです。
具体的にはホンダ HI23TT 2.2リッターのV6エンジンに、ボルグワーナー製ターボチャージャー(EFR7163)を2基装備。ここにエンペルMGUハイブリッドモーター、電源にはスケルトン社のスーパーキャパシタ、マクラーレンTAG製ECUなど、いずれもレースで定評あるパーツ、デバイスをこれでもかと満載しました。
