
この記事をまとめると
■大阪オートメッセ2026でJAFが安全を啓発するブースを展開
■シートベルト・コンビンサーで5km/h衝突を体験し装着効果を実感
■イベント来場者を対象に交通安全意識向上を図る取り組みとなった
イベント来場者へ安全啓発
大阪オートメッセ2026が盛況のうちに閉幕しました。史上最多の700台超が集結し、来場者は21万人を突破しました。会場では最新チューニングパーツやカーオーディオ、エアロパーツなど関連製品も充実し、来場者は実車を前に担当者の説明に耳を傾けていました。展示と交流が融合する場として、大きな役割を果たしました。
会場には気合いの入ったカスタムカーが多く並んで賑わいを見せましたが、それ以外にもさまざまなジャンルのブースが興味深い展示を行っていました。
ここで取り上げたのは、「JAF」こと、「一般社団法人 日本自動車連盟」の関西本部に所属する大阪支部のブースです。
JAFといえば、よくクルマを使う人や旧いクルマに乗っている人なら、故障や車両トラブルの際のロードサービスとして頼りにしている人が多いでしょう。あるいは競技に関わっているなら、日本国内のレースを管轄している連盟として認識しているでしょう。じつはそのほかにも、交通の安全環境の向上にも率先して取り組んでいるのも他ならぬJAFなんです。
その交通安全意識の向上のための場として、ドライバーが多く集まるクルマ関係のイベントにブースを出展して、さまざまなデモンストレーションを行っているのですが、この大阪オートメッセ2026の場でも、ブースを設けて安全をアピールしていました。ブースに備えられていたのは、シートベルトの体験マシン「シートベルト・コンビンサー」です。
移動用のトラックの荷台にセットされたその装置の構造は至ってシンプル。助走距離3mほどの緩やかなスロープに、トロッコのような台車が載せられていて、その上に運転席と助手席が備えられています。その座席にはもちろん、シートベルトが備わっています。
乗り込んだら自身でシートベルトをセット。それを確認すると台車がスロープの上まで引き上げられます。あとはサイドブレーキの位置にあるレバーで台車の固定を解除すると、スルスルと台車が滑り降りて、ストッパーにぶつかります。
このときの速度がおおよそ5km/hだそうで、安全に体験できる速度に設定されているということもあって、数字だけ聞くと「5km/hっていったら徐行の指定速度(10km/h以下)よりだいぶ遅いのに、まともな体験ができるの?」というご意見も聞こえてきそうです。
しかし、実際にそのマシンで衝突の衝撃を体験してみると、その認識は大きく覆されました。“たった5km/h”ですが、ガシャン! とストッパーに当たる衝撃で身体が前にグッと浮かびそうになるのを感じて一瞬ヒヤッとします。衝突に構えていれば脚の力で踏ん張れる範囲ですが、油断していたら頭がフロントガラスに当たりそうなくらいの衝撃に感じました。5km/hでこの程度ですから、30km/h、60km/hと速度が増していったときの衝撃はそれをはるかに上まわるでしょう。
十分シートベルトの装着意識が高まったと思えるいまでも、相も変わらずシートベルトの装着検問をちょくちょく見かけることからも、まだまだ非装着で乗っている人がそれなりにいるということでしょう。もしイベントなどでこの体験の催しを見かけたら、アトラクションに乗る気分で体験してみるのもいいかもしれません。
