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市販車のまんま峠を走ったら一番速いクルマはどれ? リアル「イニD」の世界をマジメに妄想してみた (2/2ページ)

市販車のまんま峠を走ったら一番速いクルマはどれ? リアル「イニD」の世界をマジメに妄想してみた

この記事をまとめると

■峠で速いクルマはサーキットでもそれなりに速い傾向にある

■Cセグメント程度までのサイズで駆動別に速そうなクルマを予測した

■ハイパワーエンジンに4WDというパッケージが峠では有利と考えられる

峠で速そうなクルマを勝手に予想してみた

 峠で速いクルマがサーキットで速いとは限らないし、サーキットで速いクルマが峠で速いとも限らない。サーキットは路面がキレイで、ある程度ストレート区間が長いところが大半であるのに対し、峠はその真逆であるケースが多く、それぞれ速く走るために必要な条件が違ってくるからだ。ただし、峠で速いクルマは、だいたいサーキットでもそれなりに速いことが多い。

 峠にもサーキットにもいろいろあるが、ここではいわゆる峠をそのままサーキットにしたようなコースを想定して話を進めたい。サーキットのようなまっすぐなストレートがほとんどなく、大小Rのコーナーが連なっているようなイメージだ。

 峠で速い条件としては、まず瞬発力が挙げられる。減速してからいかに素早く加速できるか。パワーの絶対値よりも、それをいかに素早く発揮させることができるかがキモとなる。つまりレスポンスが大事だ。

 ただし、いくら速くてもあまりサイズが大きいと峠では速く走れないし、重いとコーナリングやブレーキングで不利になる。峠では小柄で軽くてキビキビと曲がれて止まれて加速できるクルマが有利だ。

 駆動方式は、やっぱり4WDが有利だろう。FWDやRWDでも、それなりに走れるだろうが、峠のような状況なほど、4輪のトラクションを瞬時に最大限に発揮できる4WDのほうが有利と考えていい。

 0-100km/h加速が3秒台以下は必須として、サイズ的にはCセグが上限と考えていいだろう。スーパースポーツ系でも峠で速いクルマはあるだろうが、サイズ的に不利。ここでは触れずにおこう。

 そんななかで世界を見わたしてみると、すごいのがいる。ヒョンデ・アイオニック5Nだ。性能的にも最高出力が478kW(650馬力)、最大トルクが770Nmとずば抜けていて、0-100km/h加速も3.4秒を誇る。そのほかでは、同294kW(400馬力)で500Nm、0-100km/h加速3.8秒のアウディRS3、同310kW(421馬力)で500Nm、0-100km/h加速3.9秒のメルセデスAMGの45シリーズあたりが最速クラスになると思われる。

 数字だけ見るとアイオニック5Nが圧倒的に速そうだが、峠となるとコースレイアウトによっては2.2トンを超える車両重量が影響して、減速のタイミングやコーナリングスピートを考えるとちょっと微妙なところはある。

 その点、約600kg軽いアウディRS3とAMG45シリーズのほうが、どんな峠でも速そうだ。どちらが上かと言われれば、スペック的にも上まわり、大胆なトルクベクタリング機構を備えたRS3のほうがおそらく速いような気がする。あのトルクベクタリング機構は、峠のようなシチュエーションでこそ真価を発揮するように思える。

 じつはもう1台、気になるクルマがある。ボルボ EX30のツインモーターだ。けっして走り系のクルマではないのだが、0-100km/h加速3.6秒を誇り、SUVながらひきしまった足まわりでコーナリングも速い。ひょっとすると上記のクルマたちと互角かそれ以上の走りを見せてくれるかもしれない。

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