
この記事をまとめると
■実用性を備えながらもスポーツカー並に高性能なクルマを紹介
■EVもガソリン車にも幅広くラインアップされる
■見た目と性能のギャップが大きな魅力となる
ファミリーカーでも高性能を諦めない
いわゆるスポーツカーやスーパーカーと呼ばれるクルマは、なによりも速さや操縦性を最重要項目として開発されている。そのぶん、実用性、居住性や快適性が犠牲にされていることもある。
しかし、世のなかにはスポーツタイプではなくても「激速」のクルマが存在する。つまり、後席もあり、実用性や快適性も犠牲になっていない、ファミリーカーとして十分に使えてかつ速いクルマということになる。これなら、自身で運転しているときに速さを楽しみつつ、家族で乗るときには立派なファミリーカーとして通用するため、たとえば奥様や家族の理解も得やすいことになる。
そんな、見た目は決してスポーツカータイプではない激速カーを国産車・輸入車の双方からピックアップしてみたい。
●日産スカイライン400R
まずは国産車から。その筆頭が、日産のスカイライン400Rだ。VR30DDTT型3リッターV6ツインターボエンジンは405馬力/48.4kg-mという強力なスペックを誇り、1700kg強のボディを、7速ATを介して後輪を駆動する。結果、0-100km/h加速4.8秒というアルピナD5 Sやポルシェ・マカンS、ホンダNSX-Rと同等の加速力を手に入れている。もちろん、400Rといえども見た目はジェントルな4ドアセダンであり、エンブレムさえ見なければ獰猛さなどみじんも感じられない1台となる。
●日産アリア B9 e-4ORCE
続いても日産車だ。電気自動車のアリアのe-4ORCE(4WD)・90kWhバッテリー搭載車の0-100km/h加速もまた、スポーツカー並みの5.1秒。それも電気自動車特有の静かさ、スムースさとともに加速するのだから、まさに異次元の加速感を体感できることになる。ただ、その速さを実現するために、乗り心地はやや硬めに感じられるかもしれない。その上で、一充電走行距離は640kmもあるのだから立派だ。
●マツダCX-60 PHEV
日産アリア同様、堂々たる体躯にしてスポーツカーに匹敵する速さを見せつけるSUVの1台として挙げられるのが、マツダCX-60のPHEVモデルだ。2.5リッター直4エンジンの188馬力/25.5kg-m+モーターの175馬力/27.5kg-mを組み合わせることでシステム最大出力は327馬力を誇り、0-100km/h加速は5.8秒という俊足。これは4リッター級のガソリンエンジン並みパフォーマンスといっていい。その上で、レギュラーガソリンで乗れるところもうれしいポイントとなる。
ちなみに、今回の「スポーツタイプじゃない激速カー」のジャンルには入らないものの、国産車の0-100km/h加速の王者は、いまはなきGT-R NISMOの2.6秒であり、日産車には速いクルマがひしめいているということでもある。
●スバル・レヴォーグ STI Sport R
SUVにはない低重心を味わせてくれるステーションワゴンの1台が、スバル・レヴォーグ STI Sport Rだ。2.4リッターターボの水平対向エンジンは275馬力、38.2kg-mを発揮。車重が1640kgでしかないこともあって、0-100km/h加速は6.6秒だ。加えて、水平対向エンジン独特の咆哮もたまらない魅力となる。
●日産リーフ
上記のモデルたちには一歩及ばないものの感覚的にはとてつもなく速く感じられ、0-100km/h加速を7.6秒でこなすのが、クロスオーバースタイルに変貌した新型日産リーフの78kWhバッテリーを積むB7グレードだ。最高出力218馬力/最大トルク36.2kg-mを発揮し、スポーツモードではアクセルペダル全開をためらうほどの速さを見せつける。B7 Xグレードでは国産電気自動車最長級の702kmという一充電走行距離を実現した電気自動車でもある。
