
この記事をまとめると
■ヨーロッパ屈指の格式を誇るイベントで再びNSX-Rがオークションにかけられる
■2025年の同イベントのオークションで出品されたNSX-Rは約1億5300万円で落札された
■NSX史上最高落札額の更新に期待がかかる
2026年もヴィラ・デステのオークションにNSX-Rが降臨
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードやレトロモビルなど、古くからクルマが文化として根づいているヨーロッパには数多くのさまざまな自動車イベントが存在する。毎年5月末にイタリアのコモ湖畔で行われる「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」もそんなヨーロッパの自動車イベントのひとつだ。
「コンコルソ・デレガンツァ」とはフランス語でコンクール・デレガンスを意味する。つまり、優美さや美しさを競うクルマの品評会。なかでも「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」は、ヨーロッパでもっとも長い歴史を誇り、高い格式と伝統を備えたコンクール・デレガンスといわれている。
そんな「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」の見どころは、ヨーロッパの富豪たちがもち寄る美しく貴重なクラシックカーと、プレミアムメーカーがPRのために発表する超絶怒涛の新型車であることは間違いのないところだ。しかし、2025年より新たな楽しみが加わった。それがオークションの開催だ。
ハガティ傘下のブロードアローオークションズによって行われる競売では、ジャンルを問わないさまざまなクルマが出品される。その出品車両を、遠く日本の地からPCの画面で写真を眺めているだけでも飽きないのだが、とりわけ第1回目となったそのオークションは、日本でも大いに注目を集めた。
というのも、出品車両のなかに2003年式ホンダNSX-Rがあり、そしてその個体が93万4375ユーロ、2025年5月末の為替が1ユーロ=約164円であったから、じつに1億5300万円という高値で落札されたからだ。
これには、その個体が専門店によってレストアが施された貴重な後期型であり、走行距離も約1万6000kmと非常に少なかったことも大いに影響しているが、ついにNSXも「億超え」と話題になったことを覚えている。
そんなことを思い出しながら、2026年の「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ・オークション2026」のロットを眺めていると、2026年もホンダNSX-Rの出品があるではないか!
2025年に1億5300万円で落札されたのと同じ2003年式のチャンピオンシップホワイト。走行距離は4万6981kmと2025年の出品車よりもやや多いが、それでもこの年式で5万km以下であれば十分に低走行といえるだろう。しかも、今回の個体はホンダによるリフレッシュプランで1400万円以上をかけてレストアが施された個体だという。
ブロードアローオークションズによる落札予想価格は85万〜95万ユーロ。2025年の落札額と同等となっているが、2026年4月現在の為替は1ユーロ=約172円となっているから、仮に89万ユーロ以上で落札されれば、1億5300万円を超えることになる。
果たして、ホンダNSX-Rは、これまでの同車の最高落札額を更新することができるのだろうか。2026年の「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」は、コンクール・デレガンスだけでなく、オークションの行方にも要注目だ。
