
この記事をまとめると
■コンビニには毎日3トン車や2トン車を使って商品を納品している
■納品に訪れるトラックドライバーは迷惑な客もよく見かけている
■クルマや自転車の停め方が無造作な人が多く危険なシーンも少なくない
毎日訪れるからこそ見えるコンビニに蔓延る迷惑客
24時間営業、年中無休。このような便利なスタイルでわたしたちの暮らしを支えてくれているのが、コンビニエンスストア、いわゆるコンビニである。お弁当やパン、飲料はもちろん冷凍食品や日用品までが揃うコンビニは地域の活性化にも大きく役立っており、日夜たくさんのお客さんが訪れている。
そんなコンビニに商品を搬送するのは、3トン車や2トン車といった比較的小さなトラックたち。1日中何便ものトラックがコンビニへと訪れ、充実した品揃えを実現させているのだ。
その多くが専用駐車場を備えているため、気軽に利用しやすいのがコンビニの特徴。しかし、なかにはルールを守らないお客様に悩まされることもあるのだそう。今回はコンビニに商品を納めている配送員Aさんに、コンビニ配送における苦労点をたずねてみたい。
「自動車のお客様では、やはり無断駐車が気になりますね。駐車場にクルマが停まっているにもかかわらず、店内にはお客様がいないということが当たり前のようにありますから。納品できずに待機していたら、近隣の住宅から出てきた人がコンビニ駐車場に停めてあったクルマに乗り込み、そのまま立ち去るという場面を目にしたことも多々あります。そんなことをされると納品するトラックは仕事ができないし、なによりもコンビニを利用したいほかのお客様に迷惑がかかるので、無断駐車はやめてほしいですね」
自動車に乗る人であれば、誰しもが一度は満車のためコンビニを利用することができなかったという経験をお持ちではないだろうか。それでお客さんを減らしてしまうのであれば、もはや立派な営業妨害であろう。しかし、もっとも困るのが自転車のお客だという。
「店舗が指定した駐輪場ではなく、店舗前の通路に自転車を置く人がとても多いのです。出入り口に近い場所に自転車を置きたい気もちもわかりますが、その通路を塞がれると台車が通れないのです。車椅子のお客様もいらっしゃいますし、お客様が通行できなくなるのでご配慮願いたいですね。それに、自動車専用駐車場にはタイヤ止めが設置されているケースがあるのですが、そのタイヤ止め付近に自転車を置く人も多いですね。タイヤ止めまでしか自動車が来ないという誤った認識をされているのかもしれませんが、お客様の乗用車がタイヤ止めまでしっかりとバックしてしまうと、自転車と接触してしまいますからね。思わぬトラブルや事故の原因になりますから、やめていただきたいです」と愚痴をこぼす。
続けて「当たり前のことだと思うのですが、自動車も自転車も決められた場所に駐めていただきたいというのが本音です。あと、前向き駐車もどうかと思いますね。店舗によっては推奨しているところもありますが、正直どうかなと。前向き駐車には近隣住民に対する環境問題や騒音問題などの配慮があるのは重々承知していますが、バックで駐車場を出るという行為はとても危険だと思います。駐車場にはお店を利用するお客様がたくさん歩いていらっしゃいますからね。前向き駐車が原因の人身事故や物損事故も頻繁に起きていますので、運転が苦手な人はバックで入庫してほしいと思うのが本音です」と語る。
2026年4月より、自転車に対する罰則が厳しくなる。それはこれまでの傍若無人な無法者ぶりが招いた結果であるのはいわずもがなであるが、自転車は歩行者と同じではなく、立派な車両として定義されている。そのため、車道の左側通行が義務付けされているのだ。それをしっかりと意識して、走行する際はもちろんコンビニを利用する場合も含めて、ルールを守って安全かつ快適な自転車ライフを過ごしていただきたい。
