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梅雨に「前が見えない!!」とパニクらないようにシッカリ除去! だけどそもそもクルマのガラスに付く「油膜」の正体ってなに?

梅雨に「前が見えない!!」とパニクらないようにシッカリ除去! だけどそもそもクルマのガラスに付く「油膜」の正体ってなに?

この記事をまとめると

■フロントウインドウの油膜の主因は排ガスや路面由来の油分だ

■軽度なら中性洗剤で除去することができるが頑固な汚れは専用品が有効

■室内側の汚れ除去も視界確保には重要となる

ワイパーでも消えないギラつきの正体

 しばらく好天が続いた後の雨天走行で、ワイパーを動かした際に焦ったことはないだろうか。ワイパーは動いているのに拭き残しのような状態となり、前がにじんでうまく見えない。まずい、と慌ててウォッシャーを噴出してみるが、なかなかうまく落ちてくれない。

 これが油膜なのだが、そもそも油膜とはいったいなんなのか、そしてどうして付着するのか。それを考えながら、きれいな落とし方について調べてみた。

 まず、フロントウインドウに付着した油膜だが、その大半は大気中に放出された自動車の排出ガスと考えてよいようだ。最近のクルマは排出ガス規制値が厳しく、排出ガスに含まれる不純物の量はかなり減っているのだが、それでも大型車両のディーゼルエンジンが排出する黒煙には相当の油分が含まれていると考えてよい。

 このほかにも、ボディにかけたワックスが雨によって流れてウインドウに付着するケース、雨水自体に油分が含まれている状態、路面の油分を含んだ雨水がウインドウにかかったケースなどが考えられる。

 これらのケースはいずれも不可抗力といえるもので、気をつけることで避けられるものではないだけに始末が悪い。逆のいい方をすれば、1カ月に1度といったサイクルで、定期的に油膜落としの作業を行うのがよいかもしれない。

 それでは油膜の落とし方だが、作業工程は2段階と考えてよさそうだ。まず、ウインドウの表面をきれいに洗い流す。カーシャンプーや家庭用食器洗剤などで行うとよいが、いずれも中性タイプがおすすめだ。それらに含まれる界面活性剤が油成分と結びつき、汚れを引き離す働きがあるからだ。

 汚れの程度によって異なるが、軽度の油分ならカーシャンプーや中性洗剤で洗うだけでも油膜を落とすことはできる。だがシリコン成分のようにガラスに強く付着した汚れは、専用の油膜除去剤を使わなければ落とせない。撥水コート剤を塗布する前の準備作業と同じだが、除去剤には微細な粒子によって磨き落とすタイプと化学反応によって落とすタイプがある。

 磨いたり塗布することで油成分を落とすわけだが、作業が済んだあと水によってウインドウ表面の除去剤を完全に洗い流しておくことをお忘れなく。除去剤成分が残っていると、今度はこれが新たな油膜の原因となるからだ。

 少々やっかいなのは、ウインドウ内側、つまり室内側の汚れ除去だ。外気を室内に導入する際、外気に含まれた油分がウインドウ内側に付着するケースだが、落とし方は基本的にウインドウ外側の手順、作業と同じだ。しかし、室内側の作業だけに、大量の水できれいに洗い流す方法は使えない。薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き上げればよいが、手の入りにくい部分も多くあってなかなか根気がいる。

 室内側の汚れや油分は、湿度が高いときに「ガラスのくもり」となって表れるため、横着をするならエアコンの風を当ててくもりを抑えることもできるが、根本的な解決策でないことはいうまでもない。

 油膜も含め、ウインドウ両側の汚れをきれいに取り去ると、ガラスの透明度が一段上がったような見え方になる。考えればこれが本来の状態なのだが、ウインドウの清掃を怠っていると、なんとなくスッキリとした見え方になっていない場合が多い。ストレスのない前方視界の確保は安全運転の基本で、眼の疲労にも関係してくるので気をつけたい。

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