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対向の直進が多くていっつも右折渋滞ひどいんだけど……右折の矢印信号設置してくれない? なかなか要望が通らないのは「要件」を満たさない交差点の可能性アリ

対向の直進が多くていっつも右折渋滞ひどいんだけど……右折の矢印信号設置してくれない? なかなか要望が通らないのは「要件」を満たさない交差点の可能性アリ

この記事をまとめると

■右折信号の設置には右折レーン確保が大前提となる

■右折需要が少ない交差点では導入されにくい

■事故率や慢性的渋滞も重要な判断材料である

意外に厳しい設置条件

 街のなかには、いつも右折車が邪魔して直進できず、渋滞になりがちな交差点がある。「毎度毎度のことなので、早く右折矢印信号を設置してくれればいいのに……」と思っていても、長年放置され続けている場所があるが、それには下記のような理由が考えられる。

 警視庁交通局の資料、「右折矢印信号現示による制御に関する運用指針」には、「右折矢印信号機の設置場所」について、

十字交差点等において右折需要が多く青信号表示でさばくことができない場合、又は右折車両と対向直進車両等の衝突事故を防止するために直進・左折と分けて右折車両をさばく必要が高い場合で、右折専用車線若しくは右折待ち車両が滞留できる車線幅員があるときに設置すること

 と書かれている。

 つまり、対面する両方向の車線に、右折専用のレーン(通行帯)が設けられない場所では、右折車が直進車を避けて安全に待機するスペースが確保できないので、右折矢印信号は設置できないということだ。

 また、右折交通量のピークが限定的だと、右折矢印信号の設置が見送られる可能性が高い。なぜなら、一時的な右折需要に対して右折矢印信号を設置すると、右折需要のない多くの時間帯で右折以外の交通(歩行者も含まれる)が不要に待たされることになってしまうからだ。

 そして当然のことながら、そもそも右折需要が少ない交差点に右折矢印信号を設置するのは、設置するメリットよりもデメリットのほうが大きいので、地元から設置のリクエストがあったとしても要望には応えてもらえないことが多いはず……。

 改めて、右折矢印信号の設置を検討する目安・条件をまとめておくと

・両方向に右折レーンを設けられる物理的スペースがあること
・右折車と対向直進車の事故が多い箇所であること
・青信号の間に右折車両が曲がりきれずに残ってしまい、それが常態化して渋滞の原因となっている

 といったことが基準になる。

 基準をクリアしていたとしても優先順位はあるだろうが、右折矢印信号がほしい交差点があれば、とりあえず地元の自治体や各都道府県の警察本部交通部交通規制課に要望を出すことからはじめてみよう。

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