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角田裕毅も岩佐歩夢も務める重要な役割! F1のサードドライバーのお仕事とは

角田裕毅も岩佐歩夢も務める重要な役割! F1のサードドライバーのお仕事とは

この記事をまとめると

■リザーブドライバーは代役として常に待機する存在である

■シミュレーター作業やデータ分析も担当する

■将来のレギュラー候補が担う重要ポジションといえる

チームの競争力を支える重要な存在

 アメリカによるイラン攻撃の影響を受け、2026年のF1GPは、中東で行われる第4戦バーレーンGPと第5戦サウジアラビアGPが中止。4月はまったくレースがなく、5月3日のマイアミGPを楽しみにしていたファンも多かっただろう。

 ところで、今シーズンのF1には、日本人レギュラードライバーの姿がない……。そのかわり、角田裕毅がレッドブル/レーシングブルズ、岩佐歩夢がレーシングブルズ、平川 亮がハースのリザーブドライバーを務めている。

 そのリザーブドライバーの役割とはどんなものなのだろうか?

 ひとつは文字どおり控えのドライバー。レギュラードライバーが病気や怪我で欠場することになった際に代走を務める役割がある。近年では、2024年の第2戦サウジアラビアGPで、フェラーリのカルロス・サインツが虫垂炎で急遽欠場。リザーブドライバーだった18歳のオリバー・ベアマンが代打でフェラーリのステアリングを握り、そのデビューレースで7位入賞。その実績が認められて、2025年からハースのレギュラードライバーに抜擢された例がある。

 そのためリザーブドライバーは基本的に緊急時に備え、全戦チームに帯同。岩佐歩夢などは、自身が参戦しているスーパーフォーミュラのレースもあるので、移動距離、移動時間が半端ではない。

 もうひとつは、ファクトリーでのシミュレーター作業。とくにヨーロッパでレースが行われる週は、金曜日の夜遅くまでマシンセットアップの確認作業に没頭し、FP3や予選に向けた方向性を見つける仕事が託されている。そのあと、土曜日から現地入りするというタイトなスケジュールを送っている。

 そして現地に入ってからは、データやオンボード映像を分析し、エンジニアとミーティングを重ねるのも大事な仕事。レギュラードライバーと情報を共有するのも欠かせない。また、各セッションの合間にトークショーなどに参加したり、チームの対外的な活動にも従事する。

 その役割は大きく、レギュラードライバーに劣らないドライビングスキルやフィードバック能力が求められるが、あくまで控えの選手なので、なかなか実車のステアリングを握る機会は与えられない。ただ、ピレリがFIAの規則に基づいて行うタイヤテストや、TPC(旧車テスト)などでは、リザーブドライバーの出番も多い。

 最近はF1レギュラードライバーへの昇格を目指す若手がリザーブドライバーを務めるケースが大半だが、いっぽうで経験豊富な元F1ドライバーやレギュラーシート奪還を目指す浪人ドライバーが就任するパターンもある。日本人の3人のリザーブドライバーもチャンスを得て、早くレギュラーシートを獲得できるよう応援しよう。

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