
この記事をまとめると
■スーパー耐久シリーズ第3戦「富士24時間レース」が6月5日〜7日に開催された
■24時間という過酷なレースに参戦する意味をチーム関係者にインタビュー
■コストは掛かるがゴールしたときの達成感はほかにないと関係者は語る
24時間走り続ける年に1度のお祭り
スーパー耐久シリーズ第3戦「富士24時間レース」が6月5日〜7日、富士スピードウェイを舞台に開催。今年も脱落者が続出するサバイバルレースが展開されるなか、TKRIの23号車「TKRI松永建設AMG GT3」が793周を走り抜き、総合優勝および最高峰クラスのST-Xクラスで勝利を飾った。
それにしても今年の富士24時間レースは、日曜日に雨が降ったとはいえ、土曜日は天候に恵まれ、数多くのギャラリーが来場。キャンプサイトでは多くのファンがバーベキューをしながら、年に一度の祭典を満喫していたが、同レースに参戦したチーム&ドライバーにとっては過酷な1戦だったことは想像に難くない。シリーズの1戦とはいえ、国内唯一の24時間レースは、エントラントにとってかなりハードな1戦となっている。
「GT3でST-Xクラスのトップ争いをしていたら、かなり大変だと思いますが、僕たちのクルマは市販車に近いので、体力的にも精神的にもそれほど厳しくはないですね」と語るのは、Team SDA Engineeringの61号車「SUBARU HIGH PERFORMANCE X Version II」でST-Qクラスに参戦した井口卓人選手。
その一方で、埼玉Green Braveの52号車「埼玉GB GR Supra GT4 EVO2」でST-Zクラスに参戦していた吉田広樹選手は「普通のスーパー耐久のレースなら、ひとりのドライバーは1回もしくは2回だけ走行するんですけど、24時間レースは何回も走行するので体力的にきついですよね。それに夜間での走行は難しくて、ナイトセッションで雨が降ったりしていたら前が見えづらいので神経を使います。また昼間なら後ろからどんなクルマがきているのかわかるんですけど、夜間はミラーに映るヘッドライトの明るさだけでは距離感が掴めない。気温が下がるので身体の負担は軽くなるんですけど、ナイトセッションではメンタル的に大変ですね」と語っている。
ちなみに吉田選手にスーパー耐久とスーパーGTのどちらが大変か尋ねてみたところ、「スーパー耐久で乗っているクルマがGT4だから、スーパーGTよりラクということはないですよ。GT4のスープラはブレーキが重いですし、車内も暑いのでスーパー耐久もきついです」と語る。
