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【試乗】快適だがパフォーマンスはレーシングカーのそれ! 怪物「マセラティGT2ストラダーレ」の走りに圧倒される (2/2ページ)

【試乗】快適だがパフォーマンスはレーシングカーのそれ! 怪物「マセラティGT2ストラダーレ」の走りに圧倒される

この記事をまとめると

■GT2レースカーをベースに開発されたマセラティ「GT2ストラダーレ」に公道試乗した

■640馬力のV6ツインターボと優れた空力性能による圧巻の走りを体験

■現行ロードカーのなかでも屈指の性能を味わえる1台に仕上がっていた

レースの世界を目指したMC20

 マセラティ・コルセ(レーシング)を意味する「MC」の称号は、マセラティのカスタマーやファンにとっては特別な響きをもつものだろう。

 最初にそれが掲げられたのは、2004年に30台、そして翌2005年には25台が生産された「MC12」(実際にはこのなかで50台のみがカスタマーにデリバリーされている)で、それは2004年からFIA GT選手権のGT1クラスに投入され、2006年にはシーズンタイトルを獲得するなど、その存在感を世界に知らしめた。

 同年にはその偉業を記念してサーキット専用車の「MC12ベルジオーネ・コルセ」も12台が限定生産されるなど、MC12シリーズはまさにマセラティが生み出した史上最強のスーパースポーツとしてその名を歴史に残している。

 だが、MCの名はここからマセラティによって長く封印されてしまうことになる。それが復活を遂げたのは2020年、マセラティはこの2020年を新時代の始まりと定義し、それを象徴するかのように22年ぶりの完全自社開発となるエンジンを始め、すべてを自らの手によって生み出した新型ミッドシップスポーツを完成。それに「MC20」の名を与えたのだった。

 そしてMC20もまたMC12と同様にレースの世界を目指すことになる。2022年にSRO GT2規定に基づいて製作された「GT2」は、2023年からGT2ヨーロピアンシリーズに参戦。マセラティが期待するとおりの魅力的なリザルトを残したのである。

 今回ドライブした「GT2ストラダーレ」は、そのGT2のロードバージョンとして2023年に発表されたモデルだ。はたしてそれはオンロードでどのような走りを披露してくれるというのだろうか。さっそくそのリポートに入ることにしよう。

 いかにも刺激的な「ジャッロ・ジェニ」と呼ばれるイエローのカラーを基調色とし、ルーフやボンネット、そして前後のスポイラーやデフューザーなどのボトムセクションをブラックで装ったGT2ストラダーレのボディは、一見しただけでも優秀なエアロダイナミクスを想像させるデザインだ。

 リヤには大きなウイングが備わり、こちらもマットブラックにペイントされる20インチ径のホイールは、ワイドでダイナミックなフェンダーとともに、そのフットワークがいかに力強いものなのかを予感させてくれる。

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