WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

高級感とカッコイイクーペスタイルに男も女も熱狂! 初代ソアラは歴史に残る衝撃作 (2/2ページ)

高級感とカッコイイクーペスタイルに男も女も熱狂! 初代ソアラは歴史に残る衝撃作

この記事をまとめると

■トヨタにはかつて「ソアラ」という高級車が存在した

■初代モデルは高級かつスポーティで先進機能も多かったことから一世を風靡した

■モデルチェンジを重ねて4代目まで販売されていた

誰もが憧れた「グリフォン」のバッジ

 80年代初頭、70年代の排ガス規制というクルマにとって暗黒のトンネルを抜けた時代にクルマ好きを熱狂させたのが、1981年2月27日に発売されたトヨタ初の高級パーソナルカー、国内専用車の初代トヨタ・ソアラだった。ロングノーズ&ショートデッキの2ドアノッチバッククーペであり、ボディサイズは全長4655×全幅1690~1695×全高1360mm。ホイールベース2660mm。駆動方式はFR。新開発されたパワーユニットは当初、2.8リッター直6の5M-GEU(170馬力・24.0kg-m)と2リッター直6の1G-EU(125馬力・17.5kg-m)※いずれもグロス値の2種で、ミッションは5速MTと2種類の4速AT。

 サスペンションはフロントがストラット、リヤがセミトレーリングアーム。タイヤは185/70R14または195/70R14(ミシュラン)だった。そして同年6月にはM-TEU型SOHCターボを追加。1985年1月には2.8リッターエンジンが3リッター直6の6M-GEU(190馬力)に置き換えられている。

 まさに衝撃的な登場となり、売れに売れた初代ソアラは、当時としては斬新かつスタイリッシュさに溢れる美しいエクステリアデザインを備えているのはもちろん、なんといってもグリフォンのエンブレムが高級で優雅なパーソナルカーの雰囲気を醸し出していた。グリフォンとは獅子の胴体に鷲の頭部と翼を持った、天上の神々のクルマを引く伝説の生き物とされている。

 そしてインテリアもまた高級パーソナルカーに相応しいもので、デジタル表示のスピードメーターに発光ダイオード(LED)のタコメーターを組み合わせたほか、デジタル式任意速度警報装置、マイコン制御式オートエアコンなど、自動車のエレクトロニクス化到来を象徴するモデルとなっていたのである。なお、ソアラの車名の由来は「最上級グライダー」だそうだ。

 シートにしても、豪華なデザインのフワフワなソファ感覚のある前後席を採用。80年代のデートカーとしても一世を風靡し、プレステージ・スペシャルティカーブームを巻き起こしたのだった。その時代を先取りしたコンセプト、装備、走行性能を含めて自動車の専門家に評価され、1981-1982における第2回日本・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。1982年3月には専用本皮革バケットシート、テクニクス製オーディオ、専用2トーン色などを装備した最上級グレードの2800GTリミテッドを追加。プレステージ・スペシャルティカーの地位を一段と高めることになったのだ。

 1981年2月のトヨタのリリースによれば、「トヨタ、スーパーグランツーリスモ ソアラを新発売 新開発エンジン6気筒DOHC ツインカム-6を搭載」という見出しで、スーパーグランツーリスモを、「卓越した動力性能および操縦性能と高級サルーンの快適性を合わせもつGTのなかのGT」と定義し、「今までの技術を超えた最高級スペシャルティカー」が開発テーマだった。

 当時の豪華なカタログには、「すべてのGTを、越えて存在する。」、「誰よりも速く、誰よりも快適に。」、そしてもっともインパクトがあった「未体験ゾーンへ。」、「性能はフォルムを変える。」、インテリアでは「至福のとき、ここに極まる。」といった、当時は当たり前の歯が浮くようなキャッチコピーが並んでいたのである。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了