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施錠なんて秒で破られる! 純正セキュリティも役に立たない! 窃盗団から愛車を死守する「多層的セキュリティ」 (2/2ページ)

施錠なんて秒で破られる! 純正セキュリティも役に立たない! 窃盗団から愛車を死守する「多層的セキュリティ」

現在の自動車盗難の傾向を知ることが予防にもつながる

 警察庁によると、令和7年の自動車盗の認知件数は6386件。ピーク時より減ったとはいえ増加傾向は続き、盗難はいまも身近な脅威だ。しかも最近の犯行は、窓を割るような荒っぽいものばかりではない。自動車盗難防止協会の山田理事によると、車両の盗難は特定車種に集中し、電子制御を悪用した組織的犯行だと指摘する。

「『手口の高度化』が大きな特徴です。現在は施錠された状態でも狙われるケースが多く、電子制御を悪用した組織的犯行が主流です。CANインジェクターやリレーアタック(CANインベーダー)、キーエミュレーター(ゲームボーイ)と呼ばれる電子機器を使い、短時間でドアロック解除・エンジン始動を行うケースが増えています」

 これらの装置を使えば、施錠された車両でも数十秒で持ち去られる可能性がある。作業自体も非常に早く、「短時間・無音・痕跡が少ない」ことが特徴だ。

盗難される車種は海外需要の高いクルマ

 狙われるのは海外需要が高いSUVや高級車、リセール価値の高い車種だという。

「具体的にはランドクルーザー、アルファード、プリウス、レクサスLXなどが代表例です。一方で、1970〜80年代の国産旧車や希少スポーツカーも盗難対象になります。ハコスカ、ケンメリ、RX-7、AE86、ロータスや旧フェラーリなどは、部品単体でも高値が付くためです」

 窃盗団に狙われる条件としては、保管環境も重要なキーワードとなる。

「『屋外保管』『人目につきにくい駐車場』『純正セキュリティのみ』といった条件も狙われやすい傾向があります。また、地域によっても狙われる車種が異なるため、お住まいの地域と車種の組み合わせなどに気をつけなければいけません。そのほか、高級車に限らず軽トラックなどは海外での人気が高く、合わせて注意が必要です」

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