
この記事をまとめると
■クルマにおけるペダルは運転時に重要なパーツだ
■R34GT-Rに使われていたペダルは日産ファンの間で高く評価されている
■日産の他車種にも流用する人が少なくないほどのパーツだ
日産ファン愛用のアルミペダルとは
WEB CARTOPで過去に、シビックタイプRのシフトノブやR32GT-Rの純正シートのこだわりっぷりについて紹介したが、純正パーツとはメーカーがアフターパーツメーカーにはできないような予算を投じて設計、開発が行われているので、ときにはちょっとしたパーツでも、信じられないようなハイクオリティっぷりで世に放たれることがある。
今回はかなり地味だが、ファンの間で愛用者が非常に多い、R34GT-Rのアルミ製ペダルについて紹介したい。
その前にまずクルマにおいてペダルとは、運転する上でステアリングの次くらいに重要な装置で、主に「アクセル」「ブレーキ」、車種によっては「クラッチ」と、2〜3個装備されるのが一般的。そしてそのペダルは、多くのクルマではゴム製で、靴底が濡れていてもある程度グリップするように作られているが、その反面、使い込むとすり減ってしまうデメリットがある。
また、MT車の場合はヒールアンドトゥなどのテクニックを使う際、ペダル同士が離れているとやりづらいが、構造上離れている車種も存在するので、すり減り対策とペダルの位置調整、さらには車内のドレスアップや、よりグリップを得るために、ペダルをアルミ製に交換するユーザーも少なくない。ペダルカバーなんて呼ばれるパーツも多数存在し、ドレスアップパーツの入口として長年支持されている。ただ、アルミペダルは靴底が濡れていると滑る場合もあるので要注意だ。
そして今回の主役である、R34GT-Rのアルミ製ペダルだが、これはR34GT-Rの後期モデル(2000年10月)から採用されたもので、前期モデルは一般的なゴム製であった。で、「これのなにがそんなに凄いのか?」という点だが、このペダルはじつに使いやすく、デザインも洗練されており、大枠はアルミ製でありながらも、ゴムの部分もブレーキペダルとクラッチペダルの広い面積をカバーしてあるという、非常にバランスに優れた設計がなされているのが特徴だ(アクセルペダルにはゴムは使われていない)。
実際に靴を当ててみると、ゴムのディンプル部分(突起)が靴の裏をしっかりホールドするのはもちろん、ペダル自体に厚みもあるので、サーキット走行などをはじめとした強い踏力をかけても何ら問題はない抜群の剛性を誇る(GT-R自体の剛性もあるが)。しかも、メーカー純正パーツということもあり、すり減りやすいゴムの部分の耐久性も高く、10万キロ程度では全然問題ないという点も見逃せない。ペダルワークに変な違和感を与えない点も、純正パーツならではの設計。
ペダル操作は運転のフィーリングに直結するだけに、これだけ考えられたペダルを採用しているのは、さすが日産のフラッグシップであるGT-Rといったところ。
と、このペダルのよさを大まかに説明したが、じつはこれだけでこのペダルの凄さは終わらない。
