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レクサスESのEVとHVが同額……ってじつは衝撃的なこと! これはトヨタが「マルチパスウェイ戦略」に「本気」の証だった (2/2ページ)

レクサスESのEVとHVが同額……ってじつは衝撃的なこと! これはトヨタが「マルチパスウェイ戦略」に「本気」の証だった

この記事をまとめると

レクサスESはEVとハイブリッドを同じ790万円に設定している

■130万円のCEV補助金を活用すればEVの実質価格はさらに下がる

■この価格戦略はトヨタがEVを現実的な選択肢として普及させる狙いを示している

「EVは高い」という常識を打ち破る事件

「EV(電気自動車)はハイブリッドを含むエンジン車より価格が高い」というのは、クルマ好きの共通認識になっているだろう。

 たとえば、ホンダの軽自動車「N-ONE」。ガソリンターボの価格帯は217万3600~227万8100円(FF)となっているが、同じ名前のEVである「N-ONE e:」の価格帯は269万9400~319万8800円となっている。いずれも47kW(64馬力)の最高出力は共通であることからパフォーマンスが同等だとしても、EVが50万~100万円も高価であり、たとえ58万円のCEV補助金を考慮したとしてもコスパ的には割高と感じてしまう。

 しかし、とあるクルマの登場により、EVはエンジン車より高価という認識を改める必要が出てきた。それがトヨタの高級ブランドであるレクサスのミドルセダン「ES」だ。

 2026年6月に発売開始となったレクサスESのスターティングプライスは790万円。その価格で「ES350h」と「ES350e」という2グレードが並んでいる。グレード名の数字からパフォーマンスが同等であることは想像できるだろうが、注目すべきは末尾のアルファベットだ。

 レクサスのネーミングルールを知っている人ならわかるように、ES350hはハイブリッドであり、ES350eは電気自動車である。

 より具体的にいえば、2.5リッターハイブリッドシステムから182kW(248馬力)のシステム最高出力を絞り出すES350hと、フロントを駆動するシングルモーターから165kW(224馬力)の最高出力を発生するES350eのメーカー希望小売価格は同一なのだ。

 ちなみに、ES350eの一充電走行距離は670kmと、平均的なユーザーであれば1カ月の走行距離をカバーするほど余裕があり、十分に実用的といえる。けっしてバッテリーをケチるなどして価格を抑えたとはいえないスペックとなっている。

 さらにレクサスESには「ES500e」という前後モーターを合わせて252kW(342馬力)を叩き出すハイパフォーマンス系EVもラインアップされている。さすがに、こちらの価格帯は830万~920万円とハイブリッドより高くなっているが、だからといってハイブリッドのコスパがよいとはいい切れない。

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