レクサス初のMT車「LBXモリゾウRR」をサーキットで全開! ドリキンの回答は“GRヤリス卒業生”が選ぶ最適解【土屋圭市 峠賛歌】 (1/2ページ)

レクサス初のMTと聞けばサーキットで試すしかない

 今回はいつもの峠ではなく、サーキットで注目のクルマを思いっきり走らせた。

 まずはレクサスLBXモリゾウRR。コンパクトSUVのLBXに、GRヤリスやGRカローラでおなじみのエンジンとパワートレインを積んだ、っていうのはもちろんだけど、レクサス初のMTが設定されたと聞いちゃ、気になるってもんでしょ。

 試乗車はもちろんMT車。ドアを開けると、シフトレバーと並んでサイドブレーキのレバーも付いてるじゃん! さすが、わかってるねぇ、モリゾウさんは。

 そもそも、なんでサーキットなのかというと、サーキットモードが用意されているから。GPSでサーキットにいるのを検知すると、そのコースに合わせてリミッターやアンチラグ、冷却ファン出力なんかをスマホからセッティングできるようになる。シフトインジケーターは、ギヤ比連動かタイムカウントが選べたり、モリゾウこと豊田章男会長が、佐々木雅弘選手と一緒に走り込んで鍛えたってだけあって、こだわってるね。

 で、走ってみたら、楽しい! 挙動は落ち着いてるんだけど、やっぱり速いんだよ。回頭性もいいしね。もちろん、背が高いからロールは出るけど、よっこらしょって感じの大きなものではない。バンプスピードの設定がうまいんだな。ジワーっと沈んでいくから、ドンっていう嫌な底突きもないし。

 サウンドも、GRヤリスと同じエンジンなのに、V8か? っていうような音がする。遮音とか、アクティブサウンドコントロールとかの効果なんだろうけど、キャラクターに合わせているよね。気持ちいいんだけど、高級車っぽい。

 そうそう、サーキット走行っていうと、メーカーはタイヤや車体のダメージを気にするけど、オレくらいになるとムダにタイヤを減らさなくてもクルマの実力は十分に確かめられるからね。このクルマも、フルブレーキングなんてしてないから、どうぞご心配なく。

 それくらいの走りでも、ラップタイムは1分19秒台。フルノーマルのスポーツモデル、それもSUVとしてはけっこう速いんじゃない? さすがはモリゾウを名乗るだけあるね。見た目はおとなしいのに、じつはパワフルで速い。5ドアだし、レクサスブランドで、ここまで作り込まれてるものとしてはお値段もそこまで高くない。

 ドイツのプレミアムブランドにも速いコンパクトSUVはあるけど、MTは選べないからね、このLBXは貴重だよ。GRヤリスを卒業した、でも熱い走りは忘れられないオトナがサーキットや峠を楽しむには、ピッタリのクルマじゃないかな。3ペダルは、老化防止にもよさそうだしね。


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