KINTOで本物チューニングカーがレンタルできる! ドリキンも「GR86・GRスープラ・GRヤリス」の一気乗りで太鼓判【土屋圭市 峠賛歌】 (1/2ページ)

TOM’Sのコンプリートモデル3台を試す!

公道用のレンタカーだけどGR86の足は硬派の仕立て

 ズラリ3台並んだのは、どれもトムスのチューニングカー。峠よりもサーキット向きのクルマなんじゃないの? と思ったら、レンタカーだっていうから驚くね。

 なんでもMOSKINことモータースポーツ by KINTOっていう、あのKINTOが始めた新サービスで、トムスのコンプリートカーをレンタルできるらしい。ヴィンテージカーのレンタルに続いて、面白いこと考えたね。やるなKINTO。

 まずはGR86。2年くらい前、サーキットで試乗したTSってベーシックなコンプリートカーがあるんだけど、それをベースに足まわりを街乗り向きのマイルドな仕様に仕立て直しているとのこと。

 なんだけど、郊外のワインディングではけっこう跳ねるな。ゴツゴツではないけれど、ちょっと古いタイプのチューンドっていう印象。ノーマルとの差は明確だから、チューニングカーになじみのないユーザーにもわかりやすく仕立てたのかな。トムスのショールームがある台場周辺なら、そこまで気にならないのかもしれないけど、間違ってもデート用として借りていったらダメだよ。

 イマドキの街乗り用チューニングは、もっとしっとりした足に仕上げるよね。ベースのTSはバランスがよかったから、このクルマも20段調整のダンパーとかをイジれば、もうちょっといいセッティングが出せるんじゃないかな。

GRヤリスのオーナーがお手本にしたくなる乗り味

 GRヤリスも、ベースとなったTSS430というコンプリートカーがあって、これもTSといっしょにサーキットを走らせてる。ノーマルエンジンのTSとは異なり、ハイフロータービンやECUの専用セッティングなどで340馬力/470Nmまでアップ。当時の試乗車は5000rpmくらいでパワーの段付きを感じたが、サスペンションのセッティングは完璧じゃないかって思えたほど。よくできたチューンドだった。

 今回のクルマは前期型の、KINTO限定だったモリゾウセレクションがベースで、エアロは前期型と後期型のミックス。足は街乗りメインのレンタカーということで、ピロの使用箇所を減らすなどして異音を抑えたけど、エンジンはキッチリやってあって、ほぼTSS340と思っていいみたい。

 エンジンはタービンをデカくしたなって感じがよくわかる。ノーマルに比べると下はあまりないけど、3000rpmを超えたあたりからグーンと加速して、パワーの出方がいい。MTで吹き上がりを楽しみたくなるチューニングだ。

 足はしっかり動いて、引き締まっているけどしっとり感がある。これならストリートもぜんぜん不満がない。GRヤリスのオーナーが乗ったら、こういう仕様にしたくなるような仕上がりだし、助手席に乗せた人からも文句は言われないんじゃないかな。ちょっと遠出のドライブにいいかも、って思えるクルマだね。

 これで1日借りて4万円なら、十分楽しめるんじゃないかな。サブスクもあるらしいけど、なんならそれも検討したくなりそうな出来栄えだったよ。


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