800万円のロードスターはアリかナシか! マツダの本気をドリキン土屋圭市とピストン西沢が乗り倒して語る【土屋圭市 峠賛歌】 (1/2ページ)

価格はかなり高いけれどマツダの魂を感じる1台

 ロードスターは楽しいクルマなんだけど、1.5リッターではやっぱりパワーに物足りなさがあった。RFの2リッターを積んでくれたら、って要望はずっとあったんだけど、それが限定車とはいえようやく実現した。コアモデルと呼ばれるマツダスピリットレーシング(MSpR)ロードスターは2200台、ハイチューンの12Rは200台。

 今回はその2台を乗り比べる。人気モデルだけに、試乗車のスケジュールが詰まってて、峠ではなく街乗りと高速道路でのインプレッションになったけど、フィーリングは確認できるんじゃないかな。

 12Rはスロットルレスポンスがいいね。エンジンは手組みだからって必ずしもいいとは限らないけど、これはよくできてるよ。S耐のノウハウを活かしたパーツを組んでいるそうで、レースエンジン的な感触もあるけど、扱いにくさはない。1050㎏に2リッターの余裕が感じられて、合流や追い越しがホントに楽。早めのシフトアップでスピードを上げていける。オプションのフジツボ製マフラーも、その気にさせてくれる音だね。

 こちらもオプションのスポーツアライメントキットとスポーツタイヤを組んだ足まわりは、街乗りでは硬いと思ったけど、高速乗って速度域が上がると気持ちいい硬さ。ちょうどいいよ。走りをわかってるクルマ好きが作ったな、っていうのがわかるね。マツダのスピリット、感じるよ。

 コアモデルに乗り換えると、レスポンスは12Rほどじゃなけど、パワーも含めて公道では十分。そんなに大きな差は感じないね。サーキットでも明らかなタイム差が出るほどではないかもしれない。ノーマルマフラーも、オプションのチタン製より穏やかだけど、スポーティないい音が出てる。

 足もノーマルで、乗り心地は優しい。いつものロードスター、って感じだね。普段使いならこっちのほうが乗りやすいな。どっちのほうがいいっていうんじゃなく、使い方や好みで選べばいいと思うよ。2リッターの余裕があるロードスターを求めてるなら、コアモデルで満足できるんじゃないかな。オレは、コレでなんの不満もないね。

 気になるのは、やっぱり値付けだね。

 12Rはオプションつけると800万円オーバーだからね。ロードスターファンならば金額に見合った魅力を見出せるんだろうけど、フツーに2リッターFRでいいクルマがないかなって考えたら、もっと手頃な価格のチョイスがあるんじゃないか、て思っちゃう。コアモデルがカタログモデルになって、もう少し価格を抑えたら、欲しい人は多いと思うよ。


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