この記事をまとめると
■2020年以降の新車市場では復活車名が多い
■名車の名前を受け継ぐモデルだけに大きな話題となる
■商標やセールス面で復活車名は有利といわれている背景がある
2020年代は国産車史に残る伝説の年代になる!?
ちょっとクルマに詳しい人だと、1989年(昭和64年/平成元年)と聞いてピンとくる人も少なくないはずだ。というのもこの年は、いまだに語り継がれる国産車史上における伝説の当たり年といわれている。それはなぜか。この年はバブル期の真っ只中で、社会はもちろん、自動車メーカーもかなり潤っていた時代で、クルマがクルマとして、もっとも輝いていた時期といっても過言ではなかった。
日産 スカイラインGT-R(BNR32)画像はこちら
そんな1989年にデビューしたクルマたちは、いまでも名車と語られるクルマが多い。少し例を挙げるだけでも、「日産 スカイラインGT-R(BNR32)」「日産 フェアレディZ(Z32)」、「トヨタ・セルシオ(UCF10)」「トヨタMR2(SW20)」、「マツダ・ユーノスロードスター(NA6CE)」、「ホンダ・インテグラ(DA系)」、「スバル・レガシィツーリングワゴン(BF系)」と、まさにオールスター。絶版車となってしまったモデルもあるが、どれも中古車市場でも人気なモデルばかりだ。これらはすべて、1989年に登場したクルマたちなのだ。まさに「名車バブル」。もちろん、この時代の前後でも多数の名車が生まれているが。
マツダ・ユーノスロードスター(NA6CE)画像はこちら
そして現在、ベクトルは異なるが、この1989年に近い「名車バブル」的な現象が、現在の国産車市場で起きている。それが、往年のクルマたちの復活、まさにリバイバルブームだ。
まず、いまもっともホットなクルマがパジェロだ。1982年に初代が登場したパジェロは37年間、4世代にわたって日本のクロカン四駆市場を牽引した。とくに初代と2代目は1990年代に起こった空前のRVブームを盛り上げた立役者だ。2019年に国内向けの生産が終了してしまったが、それが7年の時を経て2026年、ついに電撃復活した。
三菱 パジェロ(5代目)画像はこちら
少しだけ遡ると、ホンダのSuper-ONEも忘れてはならない1台。2026年5月に、「実質半額じゃん!」とか、東京都民的には「ほぼタダで乗れるじゃん!」と、金額的な意味でも話題になったこのクルマは、1983年に登場した、初代シティのホットモデル、シティターボ II、通称ブルドッグを完全にオマージュしたEVだ。
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「似てるだけなんじゃないの?」と思う人もいるかもしれないが、ホンダは公式的にこのSuper-ONEをブルドッグのリバイバルモデルとして扱っている。メディア向けの発表会会場にも両車が並んで置かれていたこともあるし、ホンダアクセスからもブルドッグをオマージュしたデカールを純正オプションで設定しているほど。開発部門では実際にブルドッグを中古車で購入して研究している。立派なリバイバルモデルとして扱っていいだろう。ただ、シティの名前はアジアやオセアニアではまだ残っており、別の形でコンパクトカーとして販売されている。
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ホンダはほかにも、2023年のジャパンモビリティショーでワールドプレミアを開催し、2025年には6代目となるプレリュードを24年ぶりに復活させた。2025年の日本カー・オブ・ザ・イヤーではスバル・フォレスターと真っ向勝負を繰り広げ、多くのジャーナリストが支持。デザインや価格など、さまざまな賛否を巻き起こしているが、2025年の新車市場で1番話題になったクルマだった。
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