復活ブームはまだまだ続くぞ! 日産のフェアレディZ も、血は途絶えていないので復活ではないが、ある意味ではリバイバルモデルといってもいいだろう。RZ34と呼ばれる現在のフェアレディZは2022年に販売されているが、このモデルはヘッドライトまわりやBピラーのエンブレム、リヤのテールライトなどなど、車体の随所に歴代フェアレディZを彷彿とさせるアイコンを散りばめている。実際に日産は公式に「歴代ZのDNAを混ぜ込んだ」とアナウンスしているほどで、これもある意味では、過去の名車が復活したひとつの例といってもいいだろう。
日産 フェアレディZプロト(RZ34) 画像はこちら
また日産からは先日、エルグランド も16年ぶりにフルモデルチェンジを実施し話題となった。こちらもフェアレディZと同じく血は途絶えていないが、CMで「ELGRAND IS BACK」と謳っているだけに、「やっと戻ってきたぞ!」という意志を感じ取れる1台だ。
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トヨタでは、ランドクルーザー 70も国内市場目線ではリバイバルモデルといえる。2014年に1年だけ限定生産という形でV6ガソリンエンジン+MTというモデルが販売されていたが、2023年にも再再販モデルという扱いで、V6ディーゼルエンジン+ATというパッケージで再び登場した。しかもこのモデルは、初代の70を彷彿とさせる丸目のヘッドライトを採用。根っからのランクルマニアからは賛否が出ているそうだが、1984年から受け継ぐDNAを、上手く法規制に対応させてデビューさせた奇跡の1台だ。先ほどまでに紹介してきたクルマと異なり、カタログモデルでありながら待てど暮らせど購入できないのだけが唯一の課題だが……。
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クロカン四駆といえば、スズキも忘れてはならない。ジムニー5ドアと呼ばれていた2023年にインドで発表されたこのクルマは、2025年に日本についに上陸。あまりにも注目を受けていたこともあり、受注開始から注文が殺到。たった4日で受注を停止、納期は1年どころか当初の生産体制では4年待ちともいわれていたほどだった。業界のジャーナリストからも「こんなクルマ聞いたことがない」といわれるほど、異例の事態となった。そんなジムニー5ドアは、日本ではジムニーノマド としてデビューした。
スズキ・ジムニーノマド 画像はこちら
この”ノマド”というのは、1990年にスズキ から販売されていたSUV、エスクードノマドから取っている。これはスズキもメディア向けの発表会で正式にアナウンスしている。形としてはエスクードではないが、これもリバイバルと言えそうだ。ちなみにノマドとはフランス語で「遊牧民」を意味する。気の向くままに旅をする人を指す単語なので、このジムニーのキャラクターにもピッタリだ。とはいえ、あれだけ注文が殺到したのに速攻で飽きられたのか、中古車市場に1500台ほど流れているのはやるせないが……。
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上記のモデルたちよりややさかのぼるが、ダイハツからは2020年に軽クロスオーバーとして、タフトがデビューしている。タフトはいまでこそ全車に標準でパノラミックルーフ(全面ガラス)を装備する、ユニークな軽自動車としてお馴染みだが、この車名はもともと、ラダーフレームをもつダイハツの本格クロカン四駆であったタフトからきている。現在トヨタでタフトはOEM販売されていないが、当時はブリザードとしてタフトはOEM供給もされていた。タフトの元祖は、いまとは考えられないくらい硬派なクルマであったのだ(初代タフトもブリザードも中古市場では超レア車)。
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なお、こちらはクルマ本体の話ではないのだが、2023年にはマツダからはなんと、ロータリーエンジンが復活している。この復活はRX-8の生産終了からじつに11年ぶり。復活してからの用途としては走りのためではなく、MX-30 ロータリーEVという電動車に搭載される駆動用モーターの発電用エンジンということなので、往年のファンからしたら残念だが、こういった復活劇も直近では見られた。
マツダ MX-30ロータリーEV 画像はこちら
このほかにも、噂レベルではあるが、トヨタからはセリカ、もしくはMR2が復活予定とのことで現在、テストカーがラリーの現場やサーキットなどで極秘裏に走っている。ほかにもスバルが販売を前提として、スーパー耐久で試験的に走らせている「SUBARU HIGH PERFORMANCE X Version II」が、ベースをクロストレック(インプレッサとの姉妹車)としていることから、販売される際の車名が「インプレッサWRX STI」や「WRX STI」になるのではないかと噂されている。もし開発に滞りがなければ、これらのモデルは2027年度中に姿を現すという線が濃厚だ。
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なお、車名の復活はメーカー側にいわせると、「商標をもっているので出しやすい」とか「名車の名前は市場に色濃く残っているので多くの人にすぐ認知させやすい」「名車の名前であれば、いいイメージをもっている人が多いので売りやすい」など、ビジネス面でも有利なんだそう。
このように、2023年からここ数年は、まさに名車復活の大号令発布ともいえるのかもしれない。あと20年もすれば「あの時期は凄かった!」と語られるようになるはずだ。さて、次は何が蘇るのだろうか!?