
この記事をまとめると
■レクサスがエアロトヨタと共同でヘリコプター運航サービス「LEXUS Flight」を開始する
■「陸・海・空」をシームレスにつなぐ新たなラグジュアリー体験の提案がレクサスの狙いだ
■レクサスは高級車ブランドの枠を超えラグジュアリーライフスタイルブランドへと進化する
レクサスのヘリコプターが「移動」を「体験」に変える
レクサスといえば、日本が誇るトヨタの高級車ブランドだ。しかし、レクサスの世界観はクルマだけにとどまっていないことはご存知だろうか。
すでにレクサスはフラッグシップヨット「LY650」や「LY680」をリリースしており、「海のレクサス」という新たな価値を提案している。そんなレクサスが、今度は、ついに「空」へと進出した。
レクサスは、2026年7月31日、エアロトヨタとともにヘリコプター運航サービス「LEXUS Flight」を2026年8月24日から開始すると発表した。クルマ、ヨットに続き、ヘリコプターまでレクサスブランドで展開することで、「陸・海・空」をシームレスにつなぐ、新たなラグジュアリー体験を提供するのが目的だという。
今回のサービスで使用されるのは、専用機「LEXUS Helicopter」。機体はイタリア・レオナルド社製のAW169をベースとし、最大で7名が搭乗可能だ。最高巡航速度は267km/h、最大航続距離は785kmを誇り、機内にはWi-Fiや専用タブレットを備え、照明や空調の調整はもちろん、フライトマップや機外ライブビューまで楽しめるなど、移動時間そのものを上質な体験へと変える装備が用意されている。
レクサスが「LEXUS Flight」で目指しているのは、「目的地へ行くまでの時間」そのものを価値ある体験へと変えることだ。
たとえば、自宅やホテルからヘリポートまではレクサス車で移動し、その後はレクサスのヘリコプターで都市からリゾートへひとっ飛び。目的地に到着後はレクサスのフラッグシップヨット「LY680」でクルージングを楽しむ。そんな一連の移動をひとつの体験として提供する構想であり、レクサスは、ただ高級車を販売するブランドではなく、ライフスタイル全体をデザインするブランドへと進化するという意思表示でもあるのだ。
レクサスが「海」に進出したときも驚いたが、今回はついに「空」にまでステージを広げた。陸・海・空をつなぐモビリティブランドという構想は、自動車メーカーという枠を超えた、モビリティメーカーへの挑戦といえる。もしかすると近い将来、「レクサスを買う」という言葉の意味は、クルマを所有することではなく、レクサスが提案するライフスタイルそのものを手に入れることになるのかもしれない。
