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車内を縦断する「壁」に衝撃! 新生ジャガーは室内デザインも驚きの連続だった

車内を縦断する「壁」に衝撃! 新生ジャガーは室内デザインも驚きの連続だった

この記事をまとめると

■新生ジャガー初の市販車「Type 01」のインテリアが公開された

■キャビンを4つの空間にわける「セントラルスパイン」が特徴

■10月6日にニューヨークでワールドプレミアを予定している

ラグジュアリーの概念を変える室内デザイン

 2024年末のジャガー・ブランドリニューアル発表以来、「新生ジャガー」に対するクルマ好きの反応はさまざまだった。コンセプトカー「TYPE 00」のビジュアルインパクト、ガソリンエンジン全廃という決断、そして従来のラインアップを一掃してゼロから出直すという覚悟。いずれも賛否が交錯した。

 その新生ジャガー初のプロダクトとなる「Type 01」の登場は2026年10月と、刻々とその時は近づいている。そんななか、Type 01のインテリアが公開された。

 公開された画像でまず目を引くのが、フロントからリヤまでキャビン全長を貫く構造物だ。センターコンソールと呼ぶにはあまりに長いそれを、ジャガーは”セントラルスパイン”と呼んでいる。通常、クルマの室内デザインはダッシュボードの水平な帯域を軸に構成されるイメージがあるが、その不文律を明確に破ってきたのだ。

 チーフ・インテリア・デザイナーのトム・ホールデン氏はこう語っている。

「従来のインテリアデザインの常識は水平基調が一般的ですが、私たちはそれとは対照的に、セントラルスパインによってドラマチックな縦方向の要素を際立たせました。4つの独立した空間を生み出す、建築的なステートメントでもあります」

 この縦方向の骨格がキャビンを4つのゾーンに分割することで、4人の乗員それぞれが自分の空間をもてる設計が実現する。マテリアルコンセプトは、天然石「トラバーチン」から着想を得ている。ローマのコロッセオや多くの歴史的建造物に使われるこの石がもつ不変的な美しさがインテリアパレットの基軸となった。

 セントラルスパインには真鍮を彷彿とさせる金属仕上げが施され、この処理はドア上部にも連続して展開される。ジャガーの伝統的なシンボル「リーパー」がシグネチャーとしてキャビン全体に配置されており、ブランドのヘリテージが素材のなかに編み込まれている。

 エクステリアとインテリアの境界線を視覚的に融合させる「ストライクスルー」のエレメントも注目点だ。ボンネットからスリムなダッシュボードへと連続的につながる大胆なリニア・グラフィックが、内と外を一体のデザイン言語で繋ぐ。

 インフォテインメントの統合においても、Type 01はあえて主張を控える。デジタル・インターフェースは必要な時に姿を現す設計とされ、デジタルインナーミラーはフロントウインドウスクリーン下部中央、ドアミラーと同じ高さに配置した。ドライバーの視線移動を最小限に抑えてドライビングへの集中を妨げないための工夫だ。隠れた収納スペース、意表を突くカラーアクセント。「あるようで見えない」テクノロジーの存在感が、ラグジュアリーの新しい定義を語っている。

 今回のインテリア公開に合わせ、特別なラッピングをまとったType 01プロトタイプがペブルビーチ・コンクール・デレガンスでも姿を見せる予定だ。もっとも洗練されたコレクターカーが並ぶその場所でType 01がどのような評価を受けるかは、10月のワールドプレミアへの前哨戦でもある。

 正式なワールドプレミアは10月6日(現地時間)にニューヨークにて開催される予定だ。ジャガーが「ゼロエミッション・ラグジュアリーGT」として再スタートを切る歴史的な一幕がいよいよ迫っている。

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