
この記事をまとめると
■日本ではいまピックアップトラックが注目されている
■大きな車体が多いが軽自動車でも設定がある
■使い勝手に優れるだけでなくアメリカに憧れる人には絶好の選択肢だ
ピックアップトラックがアツい!
アメリカの映画に数多く登場し、ハワイ旅行をしてノースショアなどを訪れると頻繁に見かけるサーファー御用達でもあるイカツいクルマがピックアップトラック。日本ではあまりなじみはないものの、今、日本でもピックアップトラックの静かなブームが巻き起こっているようだ。近年、そのきっかけを作ったのが、2024年2月15日に発売された、新型1トンピックアップトラックの三菱トライトンにほかならない。
1978年から発売されている三菱のピックアップトラック、フォルテをルーツとする新しいピックアップトラックであり、「Power for Adventure」という商品コンセプトのもと、内外装デザインからシャシー、ラダーフレーム、エンジンなどを一新し、2023年7月より生産工場のあるタイで販売を開始。パジェロ譲りのスーパーセレクト4WD-IIシステムや最低地上高220mmによる悪路走破性にも定評があり、日本ではさまざまなアクティビリティを楽しむユーザーや、その堂々たるスタイリング、カーゴベッドと呼ばれるソフトと電動の2種類が選べるオープンな荷室、独自開発の強固なラダーフレームによる堅牢性、e-Assistと呼ばれる最新のACCを含む9種類運転支援機能に共感したユーザーに選ばれている。タイ生産の逆輸入車でありながら、完全に日本仕様に仕立てられている点も見逃せないポイントだ。
そしてトヨタの米国工場で生産されるピックアップトラック、タンドラの正規逆輸入が開始されたことも、日本におけるピックアップトラック人気を加速させる可能性がある。具体的には4月2日からトヨタモビリティ東京を通じて、ほぼ米国向けの仕様のまま(一部は日本の環境に合わせた改造・改良済み、言語はすべて英語、一部機能は利用・作動不可)発売され、全国的には今夏以降の発売が予定されている。いい換えれば、これまで並行輸入でしか手に入らなかったタンドラがトヨタのディーラーで手に入るとともに、アメリカンな仕様のまま乗れるということでもあり、ガチなアメリカンピックアップトラックのファンにとっては”本物”としての価値がある1台ともいえそうだ。
しかし、551万8700円のトライトン、1200万円のタンドラにはちょっと手が出ない……というなら、本格ピックアップトラックではないものの、同様の使い方ができそうなのがダイハツ・アトレーのデッキバンだ。オープンデッキスタイルが特徴の軽商用車の特装車であり、オフビートカーキのボディカラーを纏ったデッキバンに試乗したことがあるのだが、そのレトロ感と遊び心あるデザインに惚れまくってしまったほど。
商用車ながら、運転席に座るとTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ、4WDならクラス初の3モード電子制御式4WD、軽乗用車に匹敵する装備類、そしてNAエンジンながら想定外に快適でよく走ってくれることから(試乗は2名乗車で荷物なし)、前席のシート座面長の短さと後席ヘッドレストに遮られた後方視界(後席を格納すれば問題なし)はともかく、軽乗用車から乗り換えてもまったく遜色のない仕立てに満足できたのである。
