
多様化するカー用品界近年はプライベートブランドが充実
近年、カー用品業界で存在感を放っているのがオートバックスのプライベートブランド「オートバックスクオリティ(AQ.)」。洗車用ケミカルからオイル、タイヤまで約600点という充実のラインアップを誇る。
その魅力の根底にあるのは、全国の店舗で得られるリアルな顧客の声をもとに、価格や品質、使いやすさを高いレベルで両立させた開発方針だ。「迷ったときはこれを選べば間違いない。そんな安心感を提供することがブランドの根幹にあります」とバイヤーの能美雅典さん。
たとえば『ファン式ディフューザー』は、芳香剤をもっと香らせたいという顧客ニーズから生まれた商品で、缶タイプの芳香剤の香りを電動ファンで広範囲に拡散。さらに『傘型サンシェード』ではシャフトレスのひも仕様とするなど扱いやすさを追求。車種専用タイプも展開し、好評を博している。
また簡易施工で抜群の水弾き効果が得られる『プレミアムボディコーティング』も要注目。ボディに塗り込むだけで美しいツヤと高い撥水性を発揮。競合品よりも価格を抑えつつも、約3カ月の耐久性を確保しているのも魅力だ。
このような商品を支えるのが、カテゴリーごとに最適な手法を取り入れている開発体制だ。中国には自社子会社を設け、中国各地の工場とネットワークを構築。川上から関わることで製造コストを抑えながら、高品質な製品をスピーディに供給する仕組みを確立している。また必要に応じて国内メーカーとの協業も柔軟に行うなど、商品特性に応じた製品作りを行っている。
近年では、約4300店舗のセブンイレブンでの取り扱いも開始。ウエットシート類やスマホホルダーなどドライブ中にあると便利なアイテムを厳選することで、顧客との新たな接点を創出している。店舗への来店機会が少ない層にもアプローチできるのが強みだ。
確かな品質とお求めやすい価格、そしてユーザー視点での使いやすさ。その3つを軸に進化を続けるAQ.の今後の展開から目が離せない。
※本記事は雑誌「CARトップ2025年8月号」の記事を再構成して掲載しています
