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メッキグリルのオラオラ系から「ブラック加飾」「ボディ同色」へと日本車の「顔」が変わった理由

メッキグリルのオラオラ系から「ブラック加飾」「ボディ同色」へと日本車の「顔」が変わった理由

この記事をまとめると

■かつてメッキで加飾されたグリルが人気を博していた

■最近ではブラックで加飾されるグリルが数を増やしている

■ボディ同色というグリルを取り入れる例も増えてきた

いわれてみればすっかり数を減らしたメッキグリルたち

 フロントグリルなどの仕上げ方は、1960年代から、豪華指向の車種やグレードはメッキで、スポーツ指向はブラックとされていた。この基本区分は近年も変わらず、センチュリーのようなLサイズセダン、アルファードなどのLサイズミニバンは、メッキやシルバーの装飾を多く使って外観の存在感を誇示する。

 その一方で、GR86やフェアレディZのようなクーペを代表とするスポーツモデルは、ブラックのグリルで精悍な印象に仕上げている。

 ただし近年では、メッキグリルが減少する傾向も見られ始めた。たとえば日産車のチューニングやドレスアップを手掛けるオーテックジャパン(現在の日産モータースポーツ&カスタマイズ:NMC)は、2018年にエルグランド ハイウェイスター ジェットアーバンクロムを設定した。フロントマスクには「漆黒メッキフロントグリル」が装着され、従来の鏡のようなメッキグリルに比べると、文字どおり漆黒の渋い仕上がりだ。

 同じようなデザイントレンドは、2023年に発売された現行ヴェルファイアも採用した。「漆黒メッキ」が使われ、豪華指向のアルファードと基本部分を共通化した姉妹車でありながら、フロントマスクのデザインと見え方は大きく異なる。

 過去を振り返ると、オーテックジャパンは1990年代から2000年代に掛けて、エルグランド、セレナ、キューブなどに、大型メッキグリルを装着したライダーを設定した。このような大型メッキグリルが、最近は飽きられ始めている。ミニバンのような背の高いボディに、大型メッキグリルを装着すると、どれも同じように見えてしまう事情もある。

 そこで改めて、現時点で販売されている日本車を見ると、キラキラと輝くメッキグリルを装着した車種は案外少ない。もっとも多いパターンは、ブラックのグリルを採用しながら、部分的にメッキの装飾を配置するものだ。今はヘッドライトもLEDが中心だから、ブラックのフロントグリルの両側に、薄型のヘッドライトとメッキの装飾を配置することが多い。

 そしてフロントグリルをボディと同じ色に仕上げる車種も増えた。前述のようにヘッドライトが薄型に配置されるから、フロントグリルがボディと同じ色になると、外観がひとつの塊のように見える。このようにメッキグリルを採用しないことで、クルマの外観は、新しい発展を見せている。

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