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歴代Zを思わせる新しい「顔」を採用してNISMOには待望の6速MT追加! 大幅改良で日産フェアレディZの魅力が倍増

歴代Zを思わせる新しい「顔」を採用してNISMOには待望の6速MT追加! 大幅改良で日産フェアレディZの魅力が倍増

この記事をまとめると

■フロントにZエンブレムが復活しGノーズ風デザインに刷新

■S30やZ31を意識した意匠でヘリテージ感をさらに強調

■NISMOに要望の多かった6速MTを追加して走りを強化した

伝統と最新技術を融合した大改良

 日産自動車がフェアレディZと同NISMOをマイナーチェンジした。今回の変更ではビジュアル・機能面ともに大幅に手が入り、2022年に現行RZ34型がデビューしてから最大の改良となっている。

 もっとも目を引くのは、フロントフェイスへの「Z」エンブレム復活だろう。S30型からZ32型まで歴代モデルが纏っていたモチーフを現代のRZ34型に蘇らせるとともに、フロントバンパーを「Gノーズ」を彷彿とさせる新造形とし、ノーズ先端を延長。ロングノーズ・ショートデッキのプロポーションをより強調しつつ、ダクトとソナーの配置見直しでフロントリフトと空気抵抗の低減も両立させた。さらに、一部グレードのホイールは3代目Z31型のエアロディッシュをオマージュしたアルミ鍛造ホイールを採用している。

 ボディカラーには、S30型のイメージカラー「グランプリグリーン」から着想を得た新色「雲龍グリーン/スーパーブラック」の2トーンを含む計10種類をラインアップ。インテリアもS30型を思わせるタン内装色を新設定し、往年のファンへの目配せを随所に効かせた仕立てとなった。なお、従来型にあった外装色のミッドナイトパープル、内装色のブルーは入れ替えというかたちで消滅する。

 また、走行面では大径モノチューブショックアブソーバーを採用し、ダンパー受圧面積を従来比26.6%向上。高速走行時の姿勢変化を抑え、しなやかな乗り心地を狙った。

 一方の「フェアレディZ NISMO」で最大のトピックは、ユーザーから要望が多かった6速MTモデルの追加だ。専用のショートストロークシフトを採用し、6速MT専用にスロットルと点火タイミングを最適化。アクセルを踏んだ瞬間からのリニアなレスポンスと、高回転域まで伸びやかな加速フィールを追求した。

 ドライブモードは日常域を重視する「STANDARD」と、走りのポテンシャルを引き出す「SPORT」の2種を用意し、アクセル操作に応じた加速サウンドまでモードごとにチューニング。VDCにはNISMO専用の「TRACTION」モードを新設し、アクセルとステアリングへの応答性を高めている。

 シャシー面では、R35型GT-R譲りの2ピースドリルドローターをフロントブレーキに搭載し、放熱性向上とバネ下重量の軽量化を両立。曙ブレーキ製のキャリパーには新色ブライトレッドを採用した。さらに軽量化に合わせた専用サスペンションセッティングと低フリクションラックのステアリングにより、路面追従性と回頭性、操舵フィールの向上を図っている。

 標準車・NISMO共通の新機能としては、Qi2規格対応のワイヤレス充電器を採用。内蔵マグネットと冷却ファンで、走行中もずれずに安定した充電を可能にした。加えて燃料タンク内にチャンバーを追加し、高い横Gが発生するコーナリング時の燃料供給安定性も高めている。また、衝突被害軽減ブレーキが仕様向上し、新たに自転車にも対応するものとされた。

 価格は573万7600円から975万2600円(税込)。ヘリテージへの敬意と、6速MT追加という走り好きへの回答。伝統と進化を両立させた今回のマイナーチェンジは、Zファンの期待にしっかり応える内容といえそうだ。

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