
絶版MTはオタサーの姫状態だが輸入車ならまだイケる!
男性比率が圧倒的に高い理系大学などのコミュニティ内ではときおり、特別カワイイわけでもない女学生が、鬼のようにモテまくるという現象が発生する。
そして昨今の絶版MT車市場においても、残念ながらそれに近い現象が発生しているように思う。「絶版MT車だから」という理由だけで、とくに名作でもないモデルの中古車相場までが、アホみたいに上がっているのだ。
だがそれはおもに国産車の話であって、輸入車の、なかでもハッチバックに目を向けてみると、状況は大きく変わってくる。つまりまだまだ普通に安いのだ、輸入ハッチバックの絶版MT車は。
例えばフォルクスワーゲンのルポGTIは、車両重量わずか1010kgの小型軽量高剛性ボディに、最高出力125馬力の1.6リッター直4DOHCと6速MTを組み合わせた、「かんしゃく玉」のような走りを披露してくれる2000年代初頭のホットハッチ。これがホンダあたりのクルマだったら、今頃は300万円くらいの値が付いているはずだが、ルポGTIの平均価格は2025年6月中旬現在、約117万円でしかない。総額100万円以下でイケる物件も多数流通している。そしてこの手の話はルポGTIに限らず、輸入ホットハッチの世界では普通のことなのだ。
これを「運転好きなクルマ好きにとっての桃源郷」と呼ばずして、いったい何をそう呼ぶのだろうか? もちろん、「輸入車の、しかも古いやつなんて、メンテナンスの手間と金を考えたら乗ってらんねえよ!」と考える人も多いだろう。そして筆者も「輸入車の、しかも古いやつ」の維持に手間と金がかかることを否定しない。だが、その手間と金は、ネットなどで噂されているほどヘビーではない。「蛇の道は蛇」という感じで専門店に依頼すれば、意外と高くはない費用で整備できる場合が多く、また安価に直すための手法も、いまや広く知れ渡っているのだ。
