
そのサイズ、まさに規格外!
十数年続く当連載の歴史のなかでも最大の衝撃を受けた食堂が今回登場する。それが『ますや食堂』だ!!
ハッキリいって、アナタのこれからの人生は、埼玉県北本市にあるこの食堂を知っているのと、知らないのとでは、もう幸福度が全然違う。知れば天国。知らねば地獄。
だから本当にこの記事を今回読んで『ますや食堂』を知ったアナタは本当に幸運といってもいい。そのくらい素晴らしいにもほどがある食堂! 事前調査で『唐揚定食/1100円』がスゴイらしいというのはわかっていた。なので当然注文し、そして待つこと10分弱。「そろそろ調理完了かな…」
そう思って厨房のほうを振り向いた。
厨房とホールの間には、できた料理を置くカウンターがあるのだが、そのカウンターに置かれた皿を見て、オレは目ン玉飛び出したよ。
オレは本当に近眼で、メガネをかけても視力は0.7弱しかないのだが、そんな視力でも明らかにわかる濃〜い黄金色の巨大な肉塊の山!!
「ア、アレか!?」
富士山でもグランドキャニオンでもそうだが、人間というものは規格外にデカイ物を見ると、なぜか心が揺さぶられるものがあるが、この唐揚げの山には、それと同じように心揺さぶられるモノがある。
それがテーブルに届く。目の前で見るとますます強烈なデカさ。いやデカいというより、スケールが違う!
唐揚げひとつの大きさをモノにたとえると……なんだろ、小学1年生の靴くらいというか、生まれた子猫くらいというか、ま、とにかく世間一般の唐揚げ3ツ分はある。それが5ツ!!
それにガブッとかぶりつく。
まず衣がクリスピー!! カリカリだ。そのカリカリの殻を破ったなかからあふれ出る肉汁はジューシーというよりも、もはやジュース!! そして噛めば柔らかさと弾力がほどよく入り交じる鶏モモ肉のうまさ大爆発!
これが人間の原始時代からの根本的食欲に訴えるダイナミック&デリーシャス。もう脱帽を超えて、頭の皮一枚剥いでしまいたいくらいである。
そしてもう一品頼んだのが『ハムカツ・メンチ定食/900円』。すでに『ますや食堂』の揚げ物はウマイに決まってるんだけど、とくに心ときめきまくったのは、ハムカツがボロニアソーセージだったこと。
ハムカツマニアには常識だが、ハムと呼ばないボロニアソーセージで作るのが、間違いなく一番ウマイ!!
ちゃんとそれで作ってる。やっぱりなにがウマイか熟知してらっしゃる『ますや食堂』!!
あ、量が多くて食べきれなかった人用に、持ち帰りパックを10円で売ってる心遣いも素晴らしい。
結論・百点満点で2億点の店。
●ますや食堂
圏央道の桶川北本ICを降りたらそのまま上尾道路を直進し、桶川北本IC南の交差点手前にあるUターンスペースでUターンし、進路を逆方向にとる。そのまま直進し続け、県道57号に入り、川田谷(市場)西交差点、石戸宿一丁目交差点、荒井交差点を直進し、しばらく走ると左手に現れる。お昼時は駐車場が満車になるので注意されたし。
住所:埼玉県北本市荒井1-153
営業時間:11:00 – 14:30・17:00 – 20:00
定休日:月曜日・第3火曜日
※本記事は雑誌「CARトップ2025年7月号」の記事を再構成して掲載しています
