
旨味のランウェイにご招待
今回の食堂は、東京都下は奥多摩町に鎮座する『だしまき玉子専門店 卵道』……「卵道」と書いて「ランウェイ」と読む……だ!!
この連載では珍しく、すでにかなり有名なお店である。でも、このお店の噂を担当・井上に聞いて、その後ちょっと調べたら、もォ〜どうしても行きたくなっちゃってさ。だってこだわりがとんでもないわけ。
お店のHPによると、そのこだわりが、まず料理に使用している「水」から始まってるところからガツ〜ンとやられましたよ。
多摩川の源流水のある小菅村まで汲みにいってるそうですよ。小菅村ってどこにあるか知ってる?
普通、多摩川の源流はどこ? と聞けば「奥多摩湖でしょ」とたいていの人が答えるでしょうが、本当の源流の小菅村って、奥多摩湖のそのまたさらに奥地だからね。再度書くけど、こりゃ〜心底やられるよ。
もちろんそんな水に始まり、出汁に卵、お米に油、驚くべきことに箸にもこだわっとる。
そして、それを全部説明すると、それだけで2倍くらいの文字量が必要なんで、それはもうお店のHPを検索して自分で調べていただきたい。すまん。
そんな期待で店の前に着く。すると店内から、卵をかき混ぜているだろう、「シャカシャカ……」という小気味よい音が聞こえてくるじゃないですか!! もはやこの時点で悶絶ですよ。
ってことで悶絶のメニューを書けば、定食が3種。『だしまき定食/1200円』『白だしまき定食/1400円』『限定 烏骨鶏だしまき定食/1700円』。
定食には、これまたこだわり「山葵漬け」「ねり梅」「大根おろし」のなかから一種を付け合わせとして選べる。そのほかに『卵道ぷりん/330円』もございます。
で、編集・井上とオレで『だしまき定食』に『白だしまき定食』の2品を頼み、だしまきはシェアしていただいた。
え〜、もうさ「うまい」だの「いやいや本当に」だの味の感想をわざわざ書く必要があるでしょうか?
関東の甘い玉子焼きとは違う、出汁と卵の素材感が前面に出た出汁巻きなんですが、食べる前から「ガツ〜ン」でしたが、食べたら当然「ガツガツ〜ン!!」だよ。
「ただ『白だしまき』って何!?」って人もいるだろうから説明すると、黄身が白っぽい卵で作った、写真のとおりの白いだしまき。その違いは親鶏の餌で決まって、日本では黄色が好まれるので、とうもろこしなどの色のついた餌で黄色を濃くしてるけど、米とかの色素の少ない餌で育てると黄身の色が薄くなる。でも、栄養などに差はない。オレの経験でいえば、カナダの卵なんか真っ白で美味かったなァ。
で!! ふたつのだしまきの味の違いは……ここでは書かんので、実際行って、食べて、自分の舌で味わって比べてほしいなァ〜。
そしてガツ〜ンとやられろ!!
●卵道(ランウェイ)
圏央道日の出インターを降りたら、日の出インター交差点を左折してしばらく直進。かやくぼ交差点を右折し、再び直進。坂本三叉路を左折。道なりにしばらく進むと梅ヶ谷峠入口という丁字路が出てくるのでそこを左折。JR青梅線「古里駅」を目指して走ると、駅前に現れる。駐車場15台分有り。
「だしまき玉子専門店 卵道」の外観画像はこちら
住所:東京都西多摩郡奥多摩町小丹波549
営業時間:11時~15時
定休日:火曜日
※本記事は雑誌「CARトップ2025年3月号」の記事を再構成して掲載しています。そのため、現在は閉店・別店舗となっている場合があります。
