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Z32の再来!?  Tバールーフと伝説のホイール「LMGT2」を履いた現行Zコンセプトにファン感涙

Z32の再来!?  Tバールーフと伝説のホイール「LMGT2」を履いた現行Zコンセプトにファン感涙

この記事をまとめると

■北米日産が現行ZをTトップ化したカスタムカー「Z Kaze」を公開

■1990年代チューン文化を思わせる専用外装を採用

■NISMOやGReddyのパーツで走りも強化した

ヘリテージと走りを融合

 Zカークラブ協会が主催するイベント「ZCON」において、北米日産がコンセプトカー「Nissan Z Kaze(カゼ)」を披露した。7世代にわたるZスポーツカーの系譜を貫くノスタルジーとヘリテージ、そして走る楽しさをテーマに据えた1台で、現行モデル「Z」の屋根を大胆に切り取ってしまった意欲作だ。

 その名のとおり、日本語の「風」に由来するこのコンセプトカーの最大の特徴は、カスタムエンジニアリングによるTトップルーフにある。これは髪をなびかせながら走る開放感という、走り好きたちが愛してやまない感覚を現行Zに与えるプロジェクトに欠かせない要素だ。そして同時に、ZファンならばS130型からZ32型まで設定されていたTバールーフモデルを想起せずにはいられないだろう。

 デザイン面では、1990年代のスポーツカーカルチャーを彷彿とさせる「パシフィックティール」のカラーリングを纏う。軽量なカーボン製ボンネットやオーバーフェンダー、エアロパーツなど、当時のインポートチューナーシーンを思わせる手が加えられ、Zならではの象徴的なスタイルと、よりアグレッシブで高性能な佇まいを両立させている。

 足もとを飾るのは、18インチの純正NISMO「LMGT2」ホイールだ。強度とモータースポーツ由来の血統でファンから支持されてきた、鍛造マルチピース構造の伝説的なホイールで、すでに生産を終えているにもかかわらず、開発陣はオリジナルの1セットを探し出し、丹念にレストア・組み直したという。サイズはフロントが10インチ幅、リアが11インチ幅というワイドな仕様で、力強いスタンスに寄与している。

 インテリアもひと味違う。本来存在しないホワイトのレザー表皮を、シートからトリムまで全面的に採用。メーカー製作ならではのクオリティで、オープンエアという車両の性格を際立たせた。そこに加わるカーボンファイバー製のアクセントトリムが高性能さを演出しつつ、成熟した上質な雰囲気も損なわない仕立てだ。ルーフを開けた状態でも音楽を存分に楽しめるよう、シートにはBoseパーソナルプラスのヘッドレストスピーカーを内蔵している。

 外観だけでなく、メカニズム面でも往年のスポーツカー・チューナーカルチャーへの敬意が貫かれている。足まわりはNISMO製コンポーネントで強化され、心臓部である3リッターV6ツインターボエンジンには、チューニングブランド「GReddy」製パーツが組み込まれた。SUPREME SPマフラー、フロントマウント式インタークーラーキット、Airinx製エアフィルターキットといったパーツが美しくインストールされ、単なるショーカーにとどまらない本気度を感じさせる。

 Z Kazeコンセプトは、9月26日(土)までアリゾナ州フェニックスで開催中のZCON会場で展示されたのち、10月31日(土)開催の「ジャパニーズ・クラシック・カーショー」へと巡回する予定だ。あくまで市販予定のないコンセプトカーではあるが、Zというブランドが背負う遊び心とヘリテージをこれほどまでに体現した1台には、ワクワクさせられずにはいられない。

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