「知らないクルマばかり」外国人観光客が驚く日本の風景。日本車は世界で売っているのに見たことのないモデルだらけの不思議 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■外国人からは日本車の高い信頼性が評価されている

■日本に来た外国人観光客は「見たことないクルマだらけだ」と驚くことが多い

■海外向けと日本向けのクルマを作りわける技術力と生産能力が日本メーカーにはある

外国人からしたら日本は見たことないクルマだらけ

 日本車といえば世界的に燃費がよく、壊れにくく、さらに質感が高いといった評価を得ていることはみなさんもご承知の話。とくに日本のようにサラリーマンならば通勤交通費が支給されて当たり前ということは諸外国ではほぼなく、通勤にかかる公共交通の料金や、マイカー通勤にかかるガソリン代などは自腹となる。そのため、燃費のいいクルマが重視されるのである。

 壊れにくいクルマは、日本の大都市ではまだそこまでの必要性を感じないレベルであるものの、諸外国の大都市では治安が著しく悪い地域が存在する。そのような地域でマイカーが故障して立ち往生しようものなら、たちまち犯罪に巻き込まれてしまうため、防犯という側面でも壊れにくいクルマをみんな欲しがるのである。

 そんな世界的に有名な日本車なのだが、クルマ好きなインバウンド(訪日外国人観光客)の間では、「日本に来たら見たことのないクルマだらけだ」という話を意外なほど聞く。

 たしかに、新車販売全体の4割に迫ろうとする軽自動車は、日本からの輸出や現地生産などにより海外で正規販売されることがほぼない。そのため、軽自動車はまずインバウンドから見れば「見たことのないクルマ」ということになる。

 それでは、「登録車ならば見たことのあるクルマばかりとなるか?」といえば、そうでもない。たとえば自販連(日本自動車販売協会連合会)統計による、2026年8月単月締めでの車名(通称名)別新車ランキングトップ10のなかで、世界にてまんべんなく販売されているモデルといえば、トヨタ・カローラとトヨタ・ランドクルーザーのみといえるだろう。ただしカローラは、セダンとツーリングがグローバル仕様であるのに対し、国内販売されているのは全長が短く、全幅の狭い日本専用ナローボディ車となっている。

 これを東南アジアなど地域限定で、日本以外でもラインアップされている車種に広げると、トヨタ・ライズ、トヨタ・アルファード、日産セレナぐらいが加わることになる。トヨタ・シエンタ、ホンダ・フリード、トヨタ・アクア、トヨタ・ルーミーについていえば、シエンタとフリードは香港でもラインアップされているがほぼ国内専売であり、アクアとルーミーは調べた限りでは国内専売モデルとなっている。

 世界的に日本車の評価が高いのだが、日本と世界で販売されている日本車はずいぶん顔ぶれが異なるのである。

 つまり、世界第1位の新車市場中国、第2位のアメリカ、欧州、東南アジアなど世界中で知名度の高い日本車といえば、トヨタ・カローラくらいしかないといってもいいだろう。トヨタRAV4やホンダCR-Vも世界市場では善戦しているモデルなのだが、東南アジアではトヨタ・ヤリスクロスやトヨタ・カローラクロス、そしてホンダHR-V(日本名:ヴェゼル)のほうが人気は高く、稼ぎ頭となっている。


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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2019年式トヨタ・カローラ セダン S
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乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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