
この記事をまとめると
■メルセデス・ベンツがGLCシリーズにAMG GLC 53を追加
■AMG 4MATIC+や後輪操舵を標準装備しドリフトモードも備わる
■SUVとクーペ各仕様に限定車も設定した
オーバーブーストとドリフトモードで武装
メルセデス・ベンツ日本は、ミドルサイズSUV「GLC」のスポーツモデルとして「メルセデスAMG GLC 53 4MATIC+(ISG)」をSUV・クーペ両ボディで追加発売した。税込価格はGLCが1275万円、GLCクーペが1318万円。あわせて導入記念限定車「Edition Dark Performance」を、GLC50台・GLCクーペ100台の全国限定合計150台で同時発売する。
GLCは日本では2016年にSUV、2017年にクーペがデビューし、スタイリッシュなデザインと使い勝手のよいボディサイズ、そしてメルセデス・ベンツのコアバリューである安全性が高く評価されてきたモデルだ。2020年・2021年にはメルセデス・ベンツのSUVとして全世界でもっとも販売されたモデルとなり、日本でも2025年の外国メーカー車年間登録台数で3位、ミドルサイズSUVとしては首位を獲得。日本の顧客にもっとも選ばれているメルセデス・ベンツへと成長している。
GLC 53の心臓部となるのは、進化を遂げた3リッター直列6気筒ターボエンジン「M256M EVO」だ。吸排気ポートを改良した新型シリンダーヘッドや新型吸気カムシャフト、大容量化した新型吸気システム・インタークーラーの採用により、トルクの立ち上がりと鋭いレスポンスを大幅に向上させた。最高出力は449馬力、最大トルクは600Nmを発生し、オーバーブースト時には最長10秒間、最大640Nmまで高まる(欧州参考値)。
電動化の面では第2世代ISGと48V電気システムを採用し、17kWの出力と205Nmのトルクによる短時間のパワーブーストや回生ブレーキ、滑らかなエンジン再始動機能を実現した。トランスミッションには俊敏なシフトチェンジがもち味の「AMG SPEEDSHIFT TCT 9G」を組み合わせている。
駆動系には完全可変式の四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」を標準装備。後輪駆動から四輪駆動へのシームレスな切り替えと、状況に応じた最適なトルク配分により、ダイナミックな走りと高い走行安全性を両立させている。加えてリヤ・アクスルステアリングも標準装備し、最大2.5度の操舵角で低速域の取りまわしと高速域の走行安定性を高める。
走行モードは「Slippery」「Comfort」「Sport」「Sport+」「Individual」の5種類を用意し、有償オプション「AMGダイナミックプラスパッケージ」選択時には「RACE」モードも追加される。同パッケージでは、電子制御LSDによって全速度域で後輪駆動として振る舞う「ドリフトモード」も選択可能だ。これはメルセデスAMGのSUVとしては初めての採用となる。
足まわりにはAMG RIDE CONTROLサスペンションを採用し、ダンパー特性は「Comfort」「Sport」「Sport+」の3モードで切り替え可能。ブレーキにはフロント390×36mmのベンチレーテッドディスクと6ピストン固定式キャリパーを組み合わせるなど、高い動力性能に見合うAMGハイパフォーマンスブレーキシステムを装備する。
導入記念限定車「Edition Dark Performance」は、ボディカラーにオブシディアンブラック(メタリック)と、有償オプションのMANUFAKTURグラファイトグレーマグノ(マット)を用意。限定車専用デカールやAMGナイトパッケージ、AMGエクステリアナイトパッケージII、21インチ鍛造AMGアルミホイールなど専用装備を凝縮し、価格はSUVが1558万円、クーペが1585万円となる。台数はオブシディアンブラックがSUV30台・クーペ70台、MANUFAKTURグラファイトグレーマグノがSUV20台・クーペ30台という内訳となる。
