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「ドアが開かない」「エンジンかからない」JAFを呼ぶのはちょっと待って! スマートキー無反応時に覚えておくべき対応策 (2/2ページ)

「ドアが開かない」「エンジンかからない」JAFを呼ぶのはちょっと待って! スマートキー無反応時に覚えておくべき対応策

この記事をまとめると

■スマートキー不調の主因は電池消耗と電波障害のことが多い

■内蔵のメカニカルキーでドアを物理的に解錠できる

■電池切れでもキーを始動スイッチに接触させれば始動可能だ

電池切れと電波障害がほとんど

 ドアに触れるだけで解錠でき、キーを取り出さずにエンジンや走行システムを始動できるスマートキーは、いまや軽自動車から高級車、EVまで広く普及している。有用ではあるが、便利な仕組みほど反応しなくなったときには戸惑いやすい。ただし、「ドアが開かない」と「始動できない」では、確認すべきポイントが異なる。落ち着いて症状を切りわければ、その場で復旧できる可能性がある。

 近年はスマートフォンを鍵として使うデジタルキーも登場しているが、今回はスマートキーが突然反応しなくなったとき、なにが起きているのか、そしてドアを開けクルマを始動するまでにどうすればよいのかを順に見ていきたい。

 スマートキーが反応しなくなる原因は、大きくふたつにわけられる。第一に、キーに内蔵された電池の消耗だ。JAF(一般社団法人日本自動車連盟)によれば、スマートキーのトラブルの原因のほとんどは、この電池の消耗によるものだという。スマートキーの電池が消耗すると、車両との通信が正常に行われなくなり、ドアの施錠・解錠ができなくなることがある。一般的に電池の寿命は1年から2年程度とされている。反応距離が短くなった、何度か操作しないと解錠できない、メーターにキーの電池残量低下を示す警告が出た、などの前兆があれば電池消耗の可能性が高い。

 第二に、電波障害による通信不良である。日産自動車の公式取扱説明書でも、インテリジェントキーが正常に作動しない要因として、電池切れとあわせて、使用する環境によって車両との通信がうまく成立しない場合があるという趣旨の説明がなされている。

 JAFも、テレビ塔や発電所、放送局など、強い電波を発生する設備の近くでは、電波障害の影響でスマートキーが正常に作動しなくなる場合があると案内している。つまり、キー自体は故障していなくても、置かれた環境によって一時的に反応しなくなることがあるわけだ。この場合はキーをスマートフォンなどの無線通信機器や金属製の小物から離してみる、あるいは電波・ノイズ源から離れることで復旧することもある。

 スマートキーの電池が完全に切れてしまった場合、通常の電波によるドアの解錠はできなくなる。この事態に備え、多くのスマートキーにはメカニカルキーと呼ばれる金属製の物理キーが内蔵されている。

 スマートキー本体のボタンやスライドロックを操作すると、内部の金属製キーが取り出せる。このメカニカルキーを運転席側の鍵穴に差し込んで回せば、電子的な通信を介さずにドアを解錠できる。ただし、車種によってはメカニカルキーが付属しない場合もあるため、あらかじめ取扱説明書などで確認しておきたい。

 また、近年販売されている車両では、ドアハンドルの鍵穴がカバーで隠されている場合がある。その場合、車両の取扱説明書に従い、カバーを取り外すなどの手順を踏んで鍵穴を露出させる必要がある。事前に愛車での方法を確認しておくと安心だ。

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