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巨大グリルからの軌道修正ではない!  BMWジャパンに直撃した新型iX3「ノイエクラッセ」デザインの真意 (1/2ページ)

巨大グリルからの軌道修正ではない!  BMWジャパンに直撃した新型iX3「ノイエクラッセ」デザインの真意

この記事をまとめると

■BMW iX3は次世代コンセプト「ノイエ・クラッセ」の第1弾として登場した

■今BMWが「ノイエ・クラッセ」を推している理由を関係者に直撃した

■これからさらにBMWはこの「ノイエ・クラッセ」の要素を新車に投入するとしている

BMWのデザインは新たなステージへ

●クルマの考え方や作り方自体を変える

 7月22日に国内発表となったプレミアム・コンパクトSAV「BMW iX3」。同ブランドが提唱する次世代コンセプト「ノイエ・クラッセ」の第1弾として、第6世代の「eDrive」や新設計のバッテリー、最新のオペレーションシステムなど、クルマの基本部分を刷新しての登場となった。

 そして、同時に注目されているのが新しいデザイン言語によるスタイリングだ。2024年に発表されたコンセプトカー「ビジョン・ノイエ・クラッセX」も大きな話題となったが、そもそもなぜ今ノイエ・クラッセなのか? 今回はその点からインポーターの担当者に質問を投げかけてみた。

「近年、EVの普及に伴い新しいメーカーが次々に誕生するなど、従来の業界のパワーバランスが大きく変化しています。そのなかでどう生き残るのかの模索が直接のトリガーになったと思います。iX3では圧倒的な航続距離や新しいバッテリーなどシステム全体が見直されましたが、クルマの作り方や考え方自体を一新する状況が、1960年代の経営危機を救った、新しい商品群に共通するということですね(ビー・エム・ダブリュー株式会社 プロダクト・マネージャー:プリュボ・ケビンさんと広報部ゼネラルマネージャー前田雅彦さん(以下同))」

 ただ、フロントフェイスを筆頭とする大幅なスタイリングの変更を目にすると、ここ数年見られた巨大グリルなど、今ひとつ評判のよくなかったデザインの軌道修正を行ったようにも見える。今回、その意図がなかったのかは気になるところだ。

「それはないですね。最近のスタイルについてはいろいろな声がありますが、斬新なデザインで注目を集め、ひとつの話題性を提示したと考えれば、決して失敗ではなかったと思います。なかには中国市場を意識しすぎたという声も聞きますが、実際には北米などグローバルな視点で開発されています。ですから、今回のノイエ・クラッセはその軌道修正ということではなく、あくまで原点回帰なんですね」

 たしかに、たとえば縦型のキドニーグリルと垂直配置のLEDヘッドライトは、1960年代のノイエ・クラッセを現代的に再解釈したとされている。その点で原点回帰ではあるが、では、そもそも当時のモデルの何を継承しようとしたのかが気になる点だ。

「そこはボディタイプのコンセプトに尽きます。流麗なスタイルが全盛の時代に、3ボックスとして王道のセダンスタイルを構築できたことは、非常に意義深い。具体的には当時の1500や1600を想定していますが、現在まで続く3シリーズにつながるだけでなく、派生モデルとしてクーペやカブリオレなどを生み出した功績もあるんですね」

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