
この記事をまとめると
■公道を走る上でナンバープレートは必須のパーツだ
■旧車のナンバープレートは色褪せているモノも少なくない
■ナンバープレートは塗装や材質が時代とともに変化しており劣化しにくくなっている
掠れたナンバープレートが減った理由
日本で公道を走行する上で、前後に装着が義務付けられているナンバープレート。これは数多く存在する車両を個別に識別するためのものであり、いうまでもなく同じものは1組しか存在しない。そんなナンバープレートだが、一般的なものはペイント式といわれるもので、金属の板に直接塗装がされているタイプとなる。そのため、どうしても経年劣化が発生し、色あせなども起きてしまうことは避けられない。
実際、旧車などが装着しているいわゆる“当時ナンバー”などは、文字部分の塗装が薄くなってしまっている車両も存在し、それはそれで味わい深い雰囲気を醸し出しているともいえる。
ただ、最近の車両に関しては、たとえば10年以上が経過したようなナンバープレートでも、そこまで色あせや塗装の劣化を感じるものが少ない印象がないだろうか。
ナンバープレートは一見すると、とくに大きな変化がないように見えるが、じつは着実に進化している。例えば材質ひとつとっても、過去の鉄板製のものから現在はアルミ製に変わっており、そこに使用される塗料も耐候性の高いものに変化しているのだ。
そして、愛車を大切にするユーザーは今も昔も頻繁に洗車を行うことが多い。しかし、過去の洗車ケミカルはいまほど種類が充実しておらず、コンパウンド入りのワックスなどでガンガン磨くことが珍しくなかったことも、ナンバープレートの塗装が薄くなる要因のひとつだったのかもしれない。
ちなみにナンバープレートの塗装は、クルマのボディなどの塗装のように「キズやサビが発生しにくく美しさが求められる厚く硬い塗装」とは異なる。衝撃が加わったときでも塗装のひび割れや剥がれが簡単に生じにくいよう、柔軟性のある塗料を比較的薄く塗ることで、視認性に支障が生じないようにしているとのこと。
また、ご当地の図柄入りナンバーの図柄部分にはフィルムが使用されているなど、時代に即した進化がなされているのも特徴となっている。
なお、旧車のような雰囲気に憧れて意図的にナンバープレートの塗装を落とした場合でも、自然な劣化でナンバーの塗料が落ちてしまった場合でも、ナンバーの文字が視認できないと判断されたときは、ナンバープレートの再発行を命じられる可能性がある。
そのため、貴重な当時ナンバーを掲げるユーザーは、劣化しすぎないように注意したいところだ。
