この記事をまとめると
■カリフォルニア・ロングビーチでJCCS2026が開催された
■日本専売車やフルノーマルの旧車も数多く展示された
■アメリカは旧車を文化的遺産として尊重していることが感じられた
なぜアメリカ人は日本の旧車が好き?
2026年10月3日(現地時間)、カリフォルニア州ロングビーチ市において、『21st ジャパン・クラシックカー・ショー2026(以下JCCS2026)』が開催された。
JCCSはその名のとおり旧い日本車のみに特化した旧車ミーティングだ。そもそもは日本車の旧車が好きな若者がはじめた小規模イベントがその後ファミリービジネスへと発展、いまではトヨタや日産、ホンダ、マツダなど完成車メーカーもブース出展するほどの開催規模へと発展している。
アメリカでの旧車の楽しみ方ともいえるが、たとえばロータリーエンジンを搭載したマツダのピックアップトラックや、70系カローラ(セダンやワゴンでは最後のFRモデル)にシボレー・コルベットのV8エンジンを搭載するなど、コテコテにカスタマイズした仕様が目立つ印象を筆者は受けている。
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しかし、ここのところ街なかではフルノーマルでキレイな状態で乗っている1980年代の日本車を多く見かけることができ、会場でも展示されていた。日本でもCS放送で『名車再生』のような番組が放映されている。ボロボロの状態で購入した旧車を職人技でフルノーマルの状態で再生していくという番組である。その影響もあるのか、アメリカでもフルノーマルで旧車を所有するという流れが目立っている。
アメリカには通称25年ルールがあるのはクルマ好きの間では有名なところ。製造から25年以上経過したクルマについては、アメリカの安全基準を満たしていなくても(右ハンドルであっても)アメリカ国内に輸入できる特例制度だ。
JCCS2026会場では、アメリカ市場へ日本から過去に正規輸出されたり、アメリカ国内で生産された日本車のなかに混じり、この25年ルールにより日本から個人的に輸入された日本仕様の日本車も数多く見ることができた。
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初代トヨタ・エスティマはプレビアという車名でアメリカ国内にて正規輸入販売されていた。プレビアかと思って展示車に近寄ると日本から個人輸入された日本仕様の初代エスティマであった。トヨタ・センチュリーや日産セドリックなど、日本国内限定にほぼ近いモデルも展示されていた。ノーマル状態を維持している旧車にはたいていシートにレースの半カバーがかけられており、これはJDM系のひとたちのお約束のように見えた。
日本ではナンバープレートの返納義務があるのだが、なぜか日本の正規ナンバープレートをつけている展示車もあり、物販コーナーでは日本のナンバープレートに近いデザインプレートが販売されていた。日本車に特化した旧車文化はすでにさまざまな関連ビジネスが展開されるようになっている。アメリカ旧車文化の懐の深さを筆者は会場で感じた。
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日本では新規登録から13年を超えたクルマについては、自動車税種別割と自動車重量税が重くなる仕組みがある。一方で2026年9月、カリフォルニア州のニューサム知事は、特定コレクターが所有する1976年から1985年に生産された旧車について、州が義務づけているスモッグ・チェック(排気ガス検査/2年に1度の登録更新時に義務として行うを段階的に免除する法案、さらに1960〜70年代などのアメリカ車をベースにしたローライダー仕様車に専用ナンバープレートを設ける制度創設に関する法案に署名している。