クルマもオシャレ文化になれる。原宿の若者を熱狂させて世界が注目する「KAWAII FITMENT」の正体 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ライフスタイルブランド「KAWAII FITMENT」が原宿でポップアップイベントを開催

■カワイイ文化をカーカルチャーに融合したスタイルが若者たちのあいだでバズっている

■クルマ文化は形を変え自由なエンターテインメントとして進化している

原宿にクルマ好きの若者が集合

 先日、若者の街・原宿が、「熱気」とちょっと不思議な「カワイイ」に包まれたのをご存じでしょうか。お目当ては、いま国内外のカーガイたちから熱視線を浴びているライフスタイルブランド「KAWAII FITMENT(カワイイ フィットメント)」のポップアップイベント。今回は、現地で筆者が肌で感じた衝撃とともに、彼らが巻き起こしている新しい自動車文化のうねりを、4つの視点からリポートしたいと思います。

1)【トレンド分析】若者のクルマ離れはウソ? 原宿にクルマ好きが集まる理由

「いまの若者はクルマに興味がない」──。そんな耳にタコができるほど聞いたフレーズは、今回のイベントが見事に吹き飛ばしてくれました。会場を埋め尽くしていたのは、最新のストリートファッションに身を包んだ10代から20代の若者たち。

 彼らのルーツは、千葉県のゆるい痛車・カスタムカークラブ。それがなぜ、日本のトレンド発信地である原宿でアパレルやライフスタイルブランドとしてこれほど人を集めるのか。秘密は、いい意味での「脱力感」と「ハイセンスさ」の融合にあります。

 これまで日本のカスタムシーンといえば、ガチガチのサーキット仕様かコテコテの旧車、あるいは近寄りがたいVIP系が主流でした。が、彼らの提案は「Car culture × Street × Kawaii」。クルマを「競う道具」や「ステータス」ではなく、スケートボードやスニーカーと同じ「自己表現のカルチャー」として捉えているのです。

 このハードルの低さと敷居の高さの絶妙なバランスこそ、いまの若い世代が「これなら自分たちも混ざりたい!」と思える最大の理由だと実感しました。

2)【グローバル視点】逆輸入されるJDM!? 日本の「カワイイ文化」がLAを揺るがす日

 彼らの勢いは、もはや日本国内だけに留まりません。JDM(日本国内市場仕様)やドレスアップ文化の本場であるアメリカをはじめ、海外のカーガイたちがいま、このブランドに夢中になっています。

 アイコンであるマスコットキャラクター「KFちゃん」が描かれたアイテムは、海外のSNSでも大バズり。さらに2026年、彼らはアメリカの超大型カスタムカーショー「WEK FEST LA」への出展を予定しているというから驚きです。

 今回のポップアップでも、その世界観を裏付ける強力なコラボが目を引きました。たとえば、カーアクセサリーの定番中の定番「Little Trees(リトルツリー)」との公式コラボアパレル。USストリート直系の文脈をしっかりと押さえつつ、日本のポップカルチャーを融合させるセンスは唯一無二かと。

 単なる「オタク文化の身内ノリ」ではなく、本気で世界のストリートカスタム文脈に勝負を挑み、迅速に受け入れられている。かつてのハチロクやシルビアが海を渡ったように、今度は「カワイイ」という価値観がJDMの新しい扉を開こうとしているのです。


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石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

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三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
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