
この記事をまとめると
■ホンダはハイブリッドも得意とするメーカーだ
■現在は「e:HEV」という名称でハイブリッドカーを展開している
■2027年より「Honda Hybrid」という名称を用いて新システムを展開する予定だ
e:HEVは次のステージへ
ハイブリッドと聞くと、どうしてもトヨタのイメージが先行してしまうのも無理はない。トヨタは、世界初の量産ハイブリッドカーであるプリウスを1997年に市場に投入しているし、それ以降も現在に至るまでプリウスを継続的に販売しているほか、その他のモデルもほとんどがハイブリッドとなっている。「ハイブリッド=プリウス=トヨタ」といった図式が、クルマ好き以外にも広く浸透している。
しかし、そんなハイブリッドの領域でガチンコ勝負を挑んできたのがホンダである。ホンダも、1999年には、アルミボディ+2シーター、さらには現在においても類を見ない、リヤタイヤにカバーをつけて空気抵抗低減を図ったインサイトを投入し、空力と軽量を味方につけて世界最高クラスの低燃費(35.0km/L)を実現している。
ホンダはそれ以降も、さまざまなモデルでハイブリッド車を展開し、いまではすっかり主力となっているだけでなく、今後も電動化における中心技術として、ハイブリッドに磨きをかけていくと宣言している。
そんなホンダでは、先述の初代インサイトを皮切りに、エンジンが主役で、モーターで動力をアシストするパラレル式ハイブリッド、「IMA(Integrated Motor Assist/インテグレーテッド・モーター・アシスト)」というハイブリッド技術を搭載し、これがそれ以降のホンダ車に広く、そして長い期間普及した。
2012年ごろからは、初代ヴェゼルや3代目フィットなどに、「SPORT HYBRID i-DCD」と呼ばれる、7速DCTを組み合わせた1モーターのハイブリッドが登場する。続けて2モーターのハイブリッドとなる、「SPORT HYBRID i-MMD」というのが、オデッセイやステップワゴンなどに導入された。このほかにも、レジェンドやNSX向けに「SPORT HYBRID SH-AWD」という四駆向けシステムもあった。
そして2020年、この「SPORT HYBRID i-MMD」という2モーターのハイブリッドシステムをベースとした新たなハイブリッドシステム「e:HEV」というものが登場。現在販売されているホンダ車の多くに搭載されている。なおこの「e:HEV」、その単語の並びから「イーヘブ」なんて呼ぶ人がいるが、正しくはそのまま「イーエイチイーブイ」と読む。この名称が出たばかりのころに、取材現場で「イーヘブ」と発言したらホンダの関係者に「イーエイチイーブイです!」と正されたのが懐かしい。
しかしここにきてホンダは、なんとたった6年でこの「e:HEV」という名称を変更すると発表したのだ。
