
この記事をまとめると
■スパ24時間レースの取材のためにスパ・フランコルシャンサーキットを訪れた
■スパ・フランコルシャンサーキットのあるベルギーの高速道路が2027年から有料となる
■前夜祭ではMotoGPの英雄のヴァレンティーノ・ロッシも登場してファンは大熱狂
欧州三大24時間レースの締めはスパ24時間レース
ニュルブルクリンクとル・マンを経て、ヨーロッパ三大24時間レースの締めを飾るのはスパ24時間レース! 2026年2度目のスパ・フランコルシャンサーキットへ向けて愛車を走らせました。
私の住む南ドイツ方面からは、アウトバーンがそのままベルギーの高速道路をにつながっています。現在はベルギー国内の高速道路の通行料は無料ですが、なんと2027年の5月1日から一般の乗用車にも通行料が課されることが発表されました!
オーストリアやスイスなどと一緒でベルギーも高速道路に料金所はありませんので、ガソリンスタンドなどで通行する車両のナンバーを事前登録して支払いを済ませるタイプになるようです。年間チケットのほか、24時間、10日、1カ月、2カ月用も計画されているようです。通行する車両のナンバーをあらゆるところでスキャンしていますので、うっかり事前に支払いをせずに通行してしまうと、のちに罰金のお手紙が届くことになりますので要注意です。
さて、このヨーロッパ3大24時間レースはどれもそれぞれ特徴があり、ニュルはコンパクトカーからGT3マシンまでかなり幅広い車種とクラスのマシンが参戦します。ル・マンはハイパーカーとLMP2とLMGT3(GT3マシン)の3つのクラスわけがされていて、ニュルとル・マンはさまざまのクラスのマシンが混走するレースですが、スパはGT3マシンのみが参戦する24時間レースです。
GT3マシンは、ランボルギーニ(新型はテメラリオですがウラカンも出場可能)にメルセデスAMG GT、ポルシェ911 GT3 R、BMW M4、フォード マスタング、コルベット Z06 GT3. R、アストンマーティン・ヴァンテージ、フェラーリ296などといったポテンシャルが異なるマシンが一堂にスタートをするとあり、BoP(バランス・オブ・パフォーマンス)と称される性能調整が行われて公平にレースが行われるようになっています。
GT3マシンはレーシングカーとはいえ量販車ベースで、ファンのみなさんには身近に感じやすいかも知れませんね。
2026年の日本人選手の出場は、ジェントルマンドライバーの濱口 弘選手ただひとり。久々のスパ24時間レースの参戦です。濱口選手といえば、ランボルギーニの名手としても有名ですが、今回はポルシェチームからの出場で、事前テストなどなしで急に決まったシートだったそうです。暑さに負けず、いいレースになりますように!
スパ24時間レースは木曜日から本格的なセッションが始まりますが、水曜日の夜にはサーキットから片道約10kmのスパ市内まで、24時間レースに参戦する全GT3やサポートレースの車両、オフィシャル車両などが大行列で前夜祭の大パレードランが行われます。
沿道にはずいぶん早い時間から地元の方やファンの方が大勢集まって大賑わい。本当にこの日は暑く、パレードに行く前にサーキットのメディアセンターにチェックインに行ったところ、タワーの示す温度は39℃!
用事を済ませて街の中心地へ向かいましたが、あまりにも暑くて持参したお水をアッという間に飲み干してしまい、スーパーマーケットにドリンクやアイスを求めて駆け込みました。沿道には私の友人家族が偶然にもドイツからパレードを観に来ていました!
いよいよ、18時からパレードのスタートです。ベルギー警察の白バイやパトカーに先導されてやってくるレーシングカーに、沿道のファンは大コーフン!
街の中心地にレーシングカーが大集結すると、サイン会やトークショーなどが行われますが、やはり数多くのファンのお目当てはMotoGPで9度の世界チャンピオンに輝いたヴァレンティーノ・ロッシ。2021年に二輪レーサーとしては現役を引退しましたが、その後は四輪レーサーとなり、2023年からはBMWのワークスドライバーとなってGTワールドチャレンジなどに参戦しています。
大熱波の到来で非常に熱い日が続く欧州で開催されるスパ24時間レース。いよいよ明日からは予選が始まります。
