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陸を走るのに「海水」が原因? 乗用車と違ってトラックがサビだらけになる3つの理由

陸を走るのに「海水」が原因? 乗用車と違ってトラックがサビだらけになる3つの理由

この記事をまとめると

■日本人はとくにクルマを大切にする傾向にある

■一方でサビだらけのトラックも数多く存在する

■その多くは海水や融雪剤のほか荷物の積み下ろしのダメージが原因だ

トラックはなぜあんなにサビる?

 日本人は、とにかく自分の愛車を大切にする傾向がある。大枚をはたいてカスタムしたり、また旧車であってもノーマルの姿を美しく維持したり。わずかな傷であっても、この世の終わりのごとく悲しむ人もいる。それらは決して大げさなものではなく、クルマを愛する日本人は世のなかに数え切れないほど存在しているのだ。

 荷物を運ぶ仕事用のクルマであるトラックの世界においても、クルマが好きでハンドルを握っているドライバーは、たとえ会社のトラックであっても大切にする。傷をつけないような運転を心がけ、また、休む時間を惜しんでまで洗車をしたりするのだ。近年ではサラリーマンドライバーと呼ばれるマナーや程度の悪いトラックドライバーも増えてきたが、それでも好きだからハンドルを握っている人が多いのも、大きな特徴だといえるだろう。

 そんなトラックを見ていると、ときおりサビサビな車両を見かけることがある。クルマの車体は鉄でできているためサビてしまうことは不思議な話ではないのだが、なかには度を越してサビているトラックも存在するのだ。それは、どのような理由でそのような状態になっているのだろうか?

 もっとも大きな原因は、海水によるもの。「陸を走るトラックになぜ海水が影響するんだ?」と思う方もいると思うが、鮮魚を運ぶ水産トラックはつねに海水にまみれている。海水と氷に浸された鮮魚の荷箱から流れ出る海水は、荷室に装備された排水ホースから、地面へと排出される仕組みとなっている。それを走行中に巻き上げてしまうため、フレームや車体の後部が海水で汚されてしまうのだ。そのため、鉄の部分がサビてしまうのである。

 そして凍結路に撒かれる融雪剤も、車体をサビさせる存在。

 だが、傷だらけでサビているトラックを見たことがないだろうか? これは車体に傷がつきやすい仕事用のクルマの特徴で、鉄くず運搬車や重機などの回送車に多い。このような車両の荷台は鉄で製作されていることが多く、そしてハードワークゆえに、荷台部分に傷や凹みが生じてしまう。

 そうするとサビを防ぐ塗装や下地が剥がれてしまい、雨水によってサビてしまうというわけだ。いくら手入れをしたところで、一度剥がれた下地や塗料は簡単に直せない。そのため、日増しにサビが増えてしまうのである。

 近年では、あえてサビているように見せる朽ち果てた塗装が人気を集めている。本物のサビも、見方によっては味わい深いものなのかもしれない。

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