
この記事をまとめると
■日産が「SEMAショー2026」に展示する車両を発表した
■「Z Kaze」「Datsun S30」「Project NAT2」の3台のZを展示する
■3台のZはヘリテージとチューニング文化へのリスペクトが込められた内容となっている
懐かしのTバールーフを現代に復活
まもなくアメリカ・ラスベガスで「SEMAショー2026」が開幕する。もともとの「SEMAショー」は世界最大のクルマのアフターマーケットパーツの見本市(というかいまでも見本市であることは変わっていないが……)。ショーの出展社が自社パーツのアピールのためにデモカーを並べるようになり、いつしかまるでカスタムカーの祭典のようになっている。そして、その集客力の高さにいまでは自動車メーカーも注目。メーカー自身が巨大なブースを出展し、ホンキともお遊びとも判断がつかないようなカスタムの提案をするほどで、これらもまた「SEMAショー」の楽しみのひとつだ。
そんな「SEMAショー2026」に展示予定の車両を、北米日産が発表した。そしてその内容を見て、Zファンは歓喜したに違いない。日産は「SEMAショー2026」に3台のZのカスタムコンセプトを持ち込む。1990年代のTバールーフを現行型で復活させた「Z Kaze Concept」と、ドリフト王者が手がけた初代S30に現行Zの心臓を移植した「Datsun S30 Concept」、そして日産エンジニア有志が仕立てた「Project NAT2 SCCA Touring 2 Z」だ。それぞれ異なるアプローチでZのヘリテージとチューニング文化を表現しているのが見どころとなっている。
まずは、「Z Kaze Concept」。じつはこのコンセプトカーは、北米のファンイベント「ZCON 2026」で先行公開されている。日本の「風」から名付けられた同車のコンセプトは、1990年代のチューニングカルチャーと、歴代Zのオープントップに対するオマージュ。
カリフォルニアの海岸線を駆け抜ける爽快なドライブをイメージして製作された同車の最大の特徴は、S130やZ32で人気を博した「Tバールーフ」を専用設計で新設した点にある。
ボディは当時の文化を想起させる専用色「パシフィック・ティール」で彩られ、ダクト付きカーボンボンネットやフェンダーで武装。足もとには当時モノをレストアした本物の18インチ鍛造「NISMO LMGT2」を装着する。さらに、GReddy製マフラーやNISMOサスで走りも強化。ホワイトレザーシートにはBoseヘッドレストスピーカーを備えるなど、90年代のチューニングカルチャーがてんこ盛りだ。
ベースは最新のRZ34型であるにも関わらず、「Z Kaze Concept」を見るとなんだか懐かしさを感じてしまう人も少なくないはずだ。
